すべては不眠症刑事の白昼夢、と言われても納得できそう
ヘジュンがきれいな人間だったからこうなってしまった
ヘジュンがソレに魅せられたことよりも、ソレにとってヘジュンが初めての「きれいなもの」だったことが鍵なのではないだろうか
ソレは、ヘジュンのきれいな瞳に自分が映っていることに悦びを感じた
そのあとで気持ちが重なっていったのでは
歪んだ愛と思われるかもしれないが、その極端さがきれいなものとは無縁の人生しか知らない人間(妄想ですが)の精一杯の愛情表現のように思えるのだ
ヘジュンの眠りは永遠に奪われてしまったのか
あの恍惚が夢か現か、もはや確認する術はないが、ヘジュンの心は地縛霊となりあの浜辺をいつまでも彷徨い続けるのかもしれない
海でも山でもない場所だって、あるよ