このレビューはネタバレを含みます
泣きました。大いに泣きました。
レミのお父さんが食卓を囲みながら、堰を切ったように涙が止まらなくなった瞬間から、こちらもほぼ泣きっぱなしでした。
多感な子供時代は特に、些細なひと言だったり軽いからかい半分で発した言葉が深く心に刺さるってことは本当にありますよね。
レオも、今まで二人きりで過ごしてきたレミとの宝物みたいな時間は決して忘れたわけではないけれど、新しい環境に飛び込んで、周りの空気に馴染むことに必死にかるなかでレミにひどい態度とってしまうのですよね。
すごいわかります。
レミの辛い気持ちも痛いほどわかります。
死を選ぶレミも、きっと劇中では描き切れない葛藤がたくさんあったのでしょう。
というのは理解しつつ、、、
ちょっと死を選ぶにはあまりにも繊細すぎやしませんかねぇーーーー
レミも学校に友達はいたし、誰しもがこういうすれ違いや葛藤を抱えて、小学校の時親友だったやつと、中学入ったら案外別グループにいっちゃうよってことはめっちゃある気がするのですけれど。
レオも決して救われただとか未来に向けて、とかそんな終わりではなかったと思いますし。結構絶望しか残らない映画な気がします。
あと『怪物』のエンディングと地続きなのでは？と思うくらいのオープニングで、よくよく考えると内容すらも一つのストーリーの可能性としてはあるのでは？くらいの繋がりを感じてしまいました。
