このレビューはネタバレを含みます
苦しい。明るく振舞っていても実はその人にしかわからない苦しみがある。自殺した理由はけっしてレオのせいではないと思う。きっかけはほんの些細なこと。ずっと1人で抱え込んでたレオ。なんとかして忘れようとする彼の姿が本当に痛々しかった。自殺したその周りの人のケアは本当に大切で、それを痛感させてくれる映画だった。12歳という多感な年齢だからこそ扱うことが難しい感情。とはいえ、僕も同じ立場に立った時、どうするだろうか。うまく言葉にできるだろうか。ギプスを外して走り出した後、レオはどう生きていくんだろう。