ほにゃららちゃぴらら

クライムズ・オブ・ザ・フューチャーのほにゃららちゃぴららのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤ワクワクしたのに。
後半になるにつれ退屈…

痛みの感覚が消えた未来の人類という世界観やテーマにはワクワクしたし、映像美術・音楽面の雰囲気も掴みが良かっただけに右肩下がりだった。

”芸術”が免罪符になってはいないか。
芸術の創造っていうのは”自慰”と言われればそれまでだが。

身体が耳だらけの男の不思議なダンスと、
「手術は新しいSEX」🤣という主張、「古風なSEXは下手なんだ」は笑ったのに。
ていうか今の時代でも、SM的なアブノーマルなものに快楽を感じる人種は居る。
今はアブノーマル、マイノリティー、ありえない事とされているモノが、いつぞやの人類の未来では当たり前になっている世界というのはありえる。私が生きている中だけでも、令和になってから変わってきた文化や風潮はかなりある。
新種の病気の流行、 AI社会、性問題、環境問題に加え、人口も減ってきている訳で。

なので、プラスチックを食べる人類構想もフィクションではなくなる時代にいつかはなるかもしれない可能性はあると思えた。

そういう人類進化に関する発想や、常軌を逸した変態的アートを謳った作品は良いんだけど、個人的に長時間観る映画として視覚的に最後まで面白くないとなぁ。活字文学の方が面白い気がした。

退席者続出っていう謳い文句で、どんなイカレた作品なのかと思ったけど、思ってたより退屈で映画鑑賞的に微妙だったからでは?な気がした。