劇場版ポムプリ

クライムズ・オブ・ザ・フューチャーの劇場版ポムプリのレビュー・感想・評価

3.4
あんなに強烈な描写なのに結末を全く覚えていない。
世界観に入り込めなかったのだ。

身体を切り裂き、臓器を取り出す。
グロ描写のように感じるが実際はグロいというよりは芸術的。
そこの感覚は彼らと同じだった。

面白いシーンは多かった。
耳だらけの人間や頬をエラのようにする者。
一番好きなのは、圧倒的な食べにくさのある椅子だ。
あの椅子だけ何故ギャグ要素が高いのだろう。

クローネンバーグ監督は鬼才である。
これを立証させる作品だとは思う。
頭を空っぽにして映像を楽しむ、そんな映画だ。