名波ジャパン10

聖地には蜘蛛が巣を張るの名波ジャパン10のレビュー・感想・評価

聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)
3.9
イラン第二の都市であり、イスラム教の聖地の一つマシュハドで実際に起こった娼婦連続殺人事件を題材にした作品。イランにおける女性の人権問題の根深さが判るとともに狂信の恐ろしさが見事に描かれています。殺人犯は娼婦殺人は聖地の浄化であり、自らは無罪であると主張します。そして、彼の無罪判決を求める多くの支持者達。日本の価値基準では理解出来ない世界が現存することを再認識させられる作品でもあります。