お時間を許していただけるのなら…
どうか今からほんの少しの間だけでも、
己を見失い道に迷った卑しくも孤独な中年の戯言にお付き合いください。
お酒が大好き。
でも大好きだから、飲まれることもあるの。
何度失敗してきたことだろう。。。
記憶を飛ばしたことは意外にも片手で数えられる程度。
でも断片的に記憶が残っていて…残っているからこそ、、、思い出しても殺してくれって言いたくなるようなことばっかです…
大仕事も終わり、お互いを労う打ち上げ的な意味で隣市近くの居酒屋で部下達と飲んどりました🍻
でも翌日も仕事だしさ、当初は焼酎ロックは控えるつもりだったんだけどさ、、、
一度酒が入ればそんなん関係ないよね?
調子こいて 飲む 飲む 酔う 酔う 。
帰りは電車よりバスが便利だからバスで帰ることにしました。
で…バスの中でうっかり眠ってしまい
気づいてみたら
山 の 中 あ る よ 🏜️
バスの運転手さんに起こされたあるよ
運転手さんに謝り慌ててバスを降りたあるよ
んでバスを降りてから気づいたんだけどさ、
当然もう最終バスは終わってたあるね、、、
途方に暮れそうになるのを堪えて、とにかく家と思われる方向目指して歩きだしてみました
そしてしばらく歩いた時点で気づきました
ちょ…ここは地元? つかどこ?
って言いたくなるような…アレ。
先が見通せないほど道が真っ暗なんです
民家もねぇ!
テレビもねぇ!
ラジオもねぇ!
車はまったく走ってねぇ!
夢も希望も救いもねぇ!
みたいな吉幾三なノリの空気感
ヒトケの無い交差点の道路案内をふと見たら
●●まで12㌔
ここ…市外じゃん…
隣市の山麓じゃん…
つか…ここ小学生のときに遠足で来たじゃん!
このおっさん…どうやら
バスそのものを乗り間違えたよーである!!!
しかし取り乱すことなく煙草に火をつけ
雨上がりの夜空に浮かぶ月を心穏やかに眺めながら
いまこの瞬間・・・日本国内で何人のサラリーマンがモノノケさんと同じくバスで寝過ごして人気の無い山道を歩いているんだろうな…と考えたら
不思議と勇気が貰えたような気がしました🏜️
でもさ、平日の夜にそんな救えない馬鹿は日本でモノノケさん1人だけじゃね?
と冷静に考え直したら、その場で声をあげ泣き崩れそうにもなりました
もう終わりだよ…
自分でもビックリするようなネガティブな言葉が無意識に出てしまう程度にこの絶望的な状況に悲観しておったのですが
しかしですね!
こんな信仰心など皆無なうえ携帯の充電も終わってるような馬鹿にも
救いの神はいるものなのですね。
真っ暗な道の奥から車がこちらに向ってくるんです
そうタクシー🚕
もう無我夢中でなりふりかまわずめっちゃ挙手しましたとも👋✨👋✨👋
それはもうみっとも無いくらいに!!!!!!!!!
そして奇跡は起きたのです!
目の前でゆっくりと停まってくれて
こんなモノノケさんを快く乗せてくれたのです
目的地を告げやっと一安心。
車中ではしばらく無言の時間が続いていたのですが
沈黙を破るかのように
👨✈️「こんな夜道に人いるからびっくりだよー^^」
モノノケ「そうですよね…すんませんマジで助かりました…」
👨✈️ 「この辺はなんもないけどわりと物騒でね…この前もさっき通ったとこの近くで、ひき逃げあったしねぇ… 一瞬お客さんのこと幽霊かと思ったよ笑」
モノノケ 「え…?」
モノノケ「えぇ… そうですよ… 」
モノノケ「僕… さっきの交差点で…」
死 ん で る ん で す …
👨✈️「・・・;」
ここでモノノケさん・・・
うゔぉあぁーーーーーーーーっ!!!!!i!!!!!!!!!!!!1!!!!!!!!!!!!!!1!!!!!!!!!!!!!!!!
とか叫びながら運転席を後ろからドンと押す
👨✈️ 「ひゃ;わわわっ!!Jか;あ;Lsd43TZK@Pdx3「@-!?!?!?」
横道にそれて急停車するタクシー
そして、この夜に2度目の奇跡が起きたのです。
そんなタクシーの横を通り過ぎようとする一台の車
そうパトカー🚓
当然だけど不自然に停まってるタクシーに気づいておまわりさん降りてきました
そりゃもう厳重過ぎるほどにお叱りうけました^^
もちろんモノノケさんが^^
でも、おまわりさんがいい人でよかったあるよ^^
住所・氏名・連絡先を控えられてパトカーで自宅まで送って頂きました
悪いことしたり、しなかったりでもパトカーに乗るのってこの件で4回目なんです
皆様もお酒には気をつけてください
些細なお茶目心が悲劇につながることもあるんです。。。
この映画はそんな道に迷った孤独な男のお話
で は あ り ま せ ん
でも少しだけ通ずる部分もあるかな…と感じた
じんわりとシンプルな良い映画です。