アイザック・エスバン監督作品。
マルチバースをうまく取り入れたＳＦスリラー。
仲の良い男女4人組。
お互い成功を夢みながらもうまくいかない。
そんな中、住居に隠し部屋を発見。
そこに置かれていた不思議な姿見を見つける。
勇気を出して通り抜けたら、そこは別の自分が住む世界、パラレルワールドだった。
通るたびに鏡の向こうは別のパラレルワールドで、彼らはこれを利用して成功しようとするんだけど、そのうちの一人が私利私欲丸出しで暴走し始めるもんだから、みんな命の危機を感じ始めるってスリラー。
もしかして隣にいる人が、ほんとに知ってる人じゃないかもしれないって疑いが芽生えるのって面白いなって思った。
終盤少しだけのグログロ表現はさりげないくらいだけど、気分的にはスカッと。
ぺら〜って紙みたいにスライスされてモツ丸出しになっちゃう。ちょっとユニークな表現。
不穏なものを感じさせる終わり方も良いし。
マルチバースって設定の割には、『エブリシング・アット…』ほどお金がかかってなさそう。
『ザ・ドア』って映画をふと思い出して。あれも設定にお金がかかってなさそうだった。
別次元って世界は今いる次元と大差なく表現しやすいのかも。
