こう

パラレル 多次元世界のこうのレビュー・感想・評価

パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)
3.5
アプリ開発で一攫千金を狙っていた4人が、顧客から数日以内にアプリを完成させるよう要求される。
時間が圧倒的に足りない中で、ふとしたことから住んでいるシェアハウスに隠し部屋を発見。さらにその部屋の中に大きな鏡があり、鏡はパラレルワールドにつながっていた。
パラレルワールド内は自分たちの世界と比較し、時間が180倍違うことが分かった。(こちらの世界の1分がパラレルワールドだと3時間)
その時間差を利用し、納期に間に合わせることに成功する。そこから鏡を使用し、パラレルワードとの行き来することで現実世界で成功していくが・・・。

ジャンルはSFです。ただ、そこまでごりごりのSFではなく、どちらかというとサスペンス色の方が強いです。

パラレルワールドに入ると、画面が少し青みがかるので自分たちの世界なのか、そうでないのか分かりやすい親切設計になっています。

また、主要な登場人物が4人で、ストーリーもほぼ4人にフォーカスしているので、誰がどんな役割なのかが分かりやすいです。

4人は最初は仲が良く、協力して問題を解決していくのですが、ふとしたことをきっかけに仲違いしていきます。このあたりはよくあるストーリー展開なので、もう少し工夫があってもよかったです。

最後は因果応報という感じで、人間欲を出しすぎると、どこかでしっぺ返しがあるのは仕方なし、と納得してしまいました。

なお、因果応報の部分はグロいので観る人を選んでしまうため、その点が非常に惜しいです。(自分はチラ見してその部分は少し飛ばしてしまいました。。。ストーリーを理解する上では影響無しです)

全体的には面白かったので、おススメしたい作品ではありますが、グロい部分だけが残念でした。(そういうシーンは最後の方だけです)
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