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あちらにいる鬼のtipsy806のレビュー・感想・評価

あちらにいる鬼(2022年製作の映画)
3.5
実話ベース。瀬戸内寂聴と井上光春をモデルに井上の娘が書いた小説の映画化。
妻がよくここまで許せるものだなーとか思ってばかりで、白木は妻の大きな器に甘えていたように思う。殺したいくらい愛し自らの命をたつかのように出家を選んだ瀬戸内寂聴。ここまでの気持ちに辿り着く思考回路がすごいなとただただそれを考えてしまった。しかし白木に魅力があるのはわかるのだが態度が何かにつけては腹立つし、こんなんじゃ女は傷ついてボロボロになってしまう。なんとゆうかここまで2人の女に愛された男は己を振り返っているのだろうか。これは自己愛と言えば良いのでしょうか。
人のなす行動の結末には驚かされる。
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