tipsy806さんの映画レビュー・感想・評価

tipsy806

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アメリカの友人(1977年製作の映画)

3.3

原作がパトリシア・ハイスミス。「キャロル」と同じ原作者だと初めて知った。

理解したかと言われればしてないんだけど…、、暗殺のハラハラ感を前半は味わっていたが、トータルで全体的にスクリーンに映える色が
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東京画(1985年製作の映画)

3.4

ヴェンダース監督が小津安二郎監督の「東京物語」に捧げたオマージュ。彼の世界を探しに1983年に東京へ来た。30年経っており、小津の世界はそこにはないのだが、日本パチンコ屋、ゴルフの打ちっぱなし、食べ物>>続きを読む

時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!(1993年製作の映画)

3.4

「ベルリン・天使の詩」の続編。前作では天使であったカシエルが人間となり、翻弄されていく様子を描く。
前作とは一見対照的で見終わった後複雑な気持ちにもなるが、この映画も結局は誰かを心から愛しく思う気持ち
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.6

ずっと見てみたかった映画をやっと鑑賞。「パリテキサス」でおなじみのヴィム・ヴェンダース監督。リアルとファンタジーを色で分けた天使が舞い降りてくる映画。
ちょっとロン毛のおじさんたちが天使という設定は、
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.6

グダグダの銀行強盗。緊張感が溶けたどこか抜けた状況の中、アル・パチーノ演じる犯人のてんてこまいぶりを見ていると応援すらしたくなっている不思議。共犯の口数の少ないジョン・カザールがいい味をだし、何かしで>>続きを読む

グラン・ブルー/オリジナル・バージョン(1988年製作の映画)

3.7

昔見た気もしてたけどたぶん初見ぽい。
実在の人物がモデルだがフィクションでよかった。
生も死も薄明かりの中にある海の世界。やっと言葉を覚えた子供みたいだろう?と言ったエンゾの言葉が全てか。
海とイルカ
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彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

3.0

東電の社員、市役所職員、補償金でパチンコ通いをしているかつての漁業や農業従事者。震災に人生を狂わされた人の叫びを福島出身の監督が描く。
心の隙間を埋めたくても、埋めるものを探せず隙間しか残ってないよう
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

3.2

ネットを否定するということではなく、ネットにおける私たちの在り方を問う作品ではないだろうか。
「美女と野獣」を想起させる描写あり。始まりから「サマーウォーズ」じゃない?と思ってしまったためどうしても比
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滑走路(2020年製作の映画)

3.0

様々な問題を盛り込んだ重ためな内容。3つのドラマが並行。元の歌集については知らないので映画のみの感想になるが、訴えているものがぼやけた感がする。構成が悪いわけではないのだが。誰もが誰かにとっての希望に>>続きを読む

書を捨てよ町へ出よう(1971年製作の映画)

3.3

寺山修司の思想が映像という形で残っているということに価値があるんだと思う。
普通の作品ではないだろうと覚悟はしていたが、いやはや実験的作品なのか正直ついていけなかった時間あり。
けど昭和にこれってすご
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ナイン・ソウルズ(2003年製作の映画)

3.0

この手の男のロマン?にわたしは共感できないけど、でもだからこそ最後まで見届けてあげないとという変な責任感みたいなものの勢いで見た。
脱獄してまで得たいものかー。
伊東美咲こんな役もやっていたとは知らず
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ジ、エクストリーム、スキヤキ(2013年製作の映画)

3.3

沖田監督流れで見たけど、これは出演なのね。
4人の旅。とぼけた会話と時々まじめな会話の独特の間といいますか、ゆるさといいますか。それがとても良い。出演者皆いいのだが、絶妙なテンポで繰り広げられる窪塚洋
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.4

「子供はわかってあげない」を見た流れで沖田監督の見てない作品を鑑賞。

悲壮感でも感動でもないけど、どこか物悲しい雰囲気を持ちつつ、親の病気話がユーモラスだった。終盤の演出は少しやり過ぎと感じたけど、
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

4.3

冒頭、観る映間違えたかもという戸惑いからはじまりましたが、ラストまでとても良かった。ずっと温かくて愛おしい。最初のリビングの風景からして素晴らしいと思っちゃったんだよね。
この世界観で漂っているような
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.6

軽い気持ちで性交渉を迫る男たちと人生狂わされた女。壊された女の心は元に戻らず、男は代償を払うことになる。
頻繁にそんな危ないことして力づくできたら危険じゃないかと思わずにいられなかったし、ストーリーは
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グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

3.0

気持ち悪い怪獣登場で日常が何の前触れもなく破綻。更にウイルスがあるかもしれないってことで皆マスクしてるし、人が吐いたツバや咳におびえてるのみて、まさしく今もこの状況じゃん、と。
韓国のえげつないサスペ
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ほえる犬は噛まない(2000年製作の映画)

3.1

ポン・ジュノ監督初期作品。
社会の縮図のような団地で、飼ってはいけない筈の犬に纏わる諸事情で起きる人間ドラマ。犬好きにはキツイ場面あり(私は犬がちょいと苦手なのにきつかった)。タイトルは「弱い犬程よく
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海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.4

これまた実際の事件がベースという事の衝撃。密航の手助けをする漁船で起きた壮絶な出来事。
画面は狂気に覆われる。
モラルなんて関係ない負の連鎖だらけで、人はこんなにも簡単に正気を失えるのかというくらい狂
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

うわー。鑑賞後のザワザワ感がやばい。
最初のシュールな踊りの意味が、最後まで観るとわかるラスト。
性の闇。
掘り下げるほど闇が深くなる泥沼感。 
子供への愛情にがんじがらめで暴走する母親が気づけば自分
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.4

実際の実際に起きた未解決事件がベース。犯人を追い詰めるサスペンスだと思いきや、終盤になりこの映画の本当の姿が現れます。

終始警察の取り調べの酷さに時代を感じたな。中々捕まえられない焦りから犯人が追い
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スノーピアサー(2013年製作の映画)

2.8

ポン・ジュノ監督ディストピアもの。
え?人類そんなことになったの?とゆう始まりから、ひたすら走る列車。最後尾から最前車にかけ貧富の縮図のような列車の中の世界観や設定は面白かったが、見せ方が単調なのかな
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.4

喪失と再生の物語は観るよりも聞く映画。原作リスペクトが随所に感じられ、村上春樹の世界がきちんとここにはありました。
大きな喪失を経験した二人が予期せずして1台の車に同乗。人々との交流を通し、心の底に秘
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サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.6

再鑑賞。久しぶりに見たら結構面白かった。 
コンピュータ世界の危機が現実世界まで広がるこの手の物語は結構あるが、舞台が夏の田舎も含めて面白い。(お盆に実家で母親が横でお昼寝している状態で見た雰囲気も相
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バケモノの子(2015年製作の映画)

3.3

家族、友情とは、子供から大人への成長とは、みたいな様々なテーマが盛り込みながら内容がバラバラになりすぎていなく前半はわかりやすかった。
が…後半、楓が登場したあたりからなんだか色々気になってきて、ラス
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キネマの神様(2021年製作の映画)

3.5

ギャンブルの借金で家族に見放された男が映画を通じて再生していく姿を、昔と現在を交えながら描く松竹100周年記念作品。
新型コロナで出演者だけではなく作品の内容も変わったのではないでしょうか。度重なる公
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サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)

2.2

うーん…。佐藤浩市がどういうきっかけでこうなったのかよくわからなかったけど、見終わったあとそれを調べることすらしなかった。…というくらいの映画。
例の大規模爆破シーンは頑張ってたと思う。

トゥルーノース(2020年製作の映画)

4.0

また凄い問題作が世に出てきてしまった。北朝鮮の政治犯強制収容所に突然送還された家族の地獄のような日々。最悪な場面をアニメの力で緩和させられているから見れたけど実写ならきつかった。どうしてこんなひどいこ>>続きを読む

ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

3.4

新幹線開通、オリンピック開催、ビルや高速道路、大きく変わる東京。いろんなエピソードはベタといえばベタだけどそれが安心して見ていられて、それぞれの巣立ちがあり、幸せの方向に向かっていくラスト良かったです>>続きを読む

ALWAYS続・三丁目の夕日(2007年製作の映画)

3.4

再鑑賞。
今は家の中を見渡せば何でも揃っているが、まだ物に溢れていない昭和。少しずつ物が増えていく。
続編の宿命とでもいうかハードルが上がるのは仕方なく、もっとエピソードを膨らませられるんじゃないかと
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ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)

3.6

再鑑賞。
昭和30年代、ザ昭和なノスタルジックな雰囲気を味わいながら、温かい人々の交流を懐かしい目で眺める。
発展していく経済の陰で衰退していくものも描かれ、今よくここまで発展したものだと思わずにいら
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

3.3

原始時代の映像から始まったからびっくりしてDVDの中身違うのかと思った笑。
老いて独りでいる事。毎日起きてご飯を食べる事の意味すら曖昧になる。体が動けば楽しいことも、あちこちが痛く出かけることも億劫に
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あの頃。(2021年製作の映画)

3.4

もっとアイドルオタクよりの話かと思っていたが、彼らの日常というかそっちに焦点あてられている映画だった。
個人的に、果たして松坂桃李がアイドルオタクに見えるのか?と思っていたがそんな心配は皆無。  
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永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.1

アルゼンチン不良少年。
これ実話ベースらしく、主人公は犯罪者の才能があるうえに、打たなくてもいい場面で反射的に拳銃を撃つから怖い。友達のギャング一家の仲間になっても彼があまりに破天荒すぎるから、父親も
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罪の声(2020年製作の映画)

3.3

いきなり展開早過ぎない?と思ったていたが、進むにつれ真実が明らかになるにつれ、子供たちの不幸が浮き彫りになってきた。声の主がたどった人生の明暗が辛いな。
実際の未解決事件、グリコ森永事件をもとにしてあ
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共犯者たち(2017年製作の映画)

3.7

政府による人事介入を受け入れるTV局上層部と、それに抗議する人たちを描くドキュメンタリー。報道の自由のために闘ったジャーナリストたち。
批判的な人達は次々に解雇されてしまう。
「記者に質問させなかった
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トニー滝谷(2004年製作の映画)

3.1

村上春樹の原作小説をほぼ忠実に再現。イッセー尾形と宮沢りえ主演、西島秀俊のナレーション、坂本龍一の静寂なピアノ。映画としては物足りさもあるが、演劇を見ているような気分にもなったしとにかく宮沢りえがずっ>>続きを読む

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