延命治療での患者の苦しみを描く終末医療の映画。死に際を溺れると枯れるとわけて言うそう。病院のベッドでチューブに繋がれながら死ぬのが前者、命あるものの、自然な形で静かに死んでいくのが後者。ここ数年で祖母2人亡くしたが、両親がこれについてずっと迷って、そして後悔というか、答えの出ない問題をしばらく話していた。看取る方が決めることとは言え、答えが出ない問題である。しかし点滴だけで生かすことってなんだろう。大切な人が苦しそうにしているのも嫌だけど、生きていて欲しいし…。安楽死が国で認められているのなら、法が許す範囲で、いかに苦しまずに死ねるかなと考えてしまう。宇崎竜童が良い役で、いいお酒飲んでるなぁと思ったけど、映画でも同じことを言っていた。