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あちらにいる鬼のshadowのレビュー・感想・評価

あちらにいる鬼(2022年製作の映画)
3.1
瀬戸内寂聴さんが、出家された時は驚きました。よくTVに出演されている作家のイメージが強く、何事かと思ってました。
その後、京都に移られてからも、新聞・TVにと活躍されてました。
 この映画の紹介で、井上光晴さんとの事を知り、Amazonプライムで見てみました。
 寂聴さんと井上夫妻の、不思議な関係。
特に広末さんが演じる奥様の心模様が気になりました。彼が他の女性のところにいる時も、淡々と暮らしていた彼女も、一度だけ心乱れる時があり、それは寂聴さんの出家の際に、夫を京都に送った後でした。
 光晴さんが危篤の時に、病室に三人でいる様はまるで一つの家族の様。
そして、この原作を書かれたのが、光晴さんの娘さんと知って、どんな思いでいらしたのか、想像も出来ません。
寂聴さんは出家されて、心穏やかにくらせたのでしょうか?
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