もやし

ゴールデンカムイのもやしのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
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なんかすっげえどうでもいいことなんだけどさあ。見る前グッズコーナーにいたら俺が勤めてる塾の生徒を見つけて俺がいるのわかった上でガン無視されてちょっと落ち込んだんだけど…笑 まああっちからしたらたまに会うだけの教師紛いのよくわからん奴ぐらいの認識なんだろうね。それでちょっと落ち込んで映画内容があまり入って来なかったです笑(というほどでもないけどね笑)


とりあえず現時点大作邦画の中では一番凄い、と思った。個人的にはキングダムをも遥かに上回る。
これは原作の凄さなのか? それとも実写化の完成度の高さなのか?
あまり金がかからない割にストーリー自体はダイナミックっていう邦画のいいとこ取りしたからなのかな。

あらすじの金塊探しって言葉だけ聞くとハァ?って感じなんだけど金塊を軸とした群像劇アクション映画になってました。

アイヌの人達が迫害から身を守るために武具を揃えるということで、金塊運んでたら一人の男に全滅させられて、刑務所入れられて軍から金塊の場所を吐かせるべく死ぬほど拷問されて腱まで切られて動けなくさせるもついには吐かず。
どうやって金塊を自分が手にするか。他の囚人達に分け前をやると焚き付けて体中に入れ墨を入れて全ての入れ墨が揃うと場所が分かる仕組み。
外部の協力者に頼んで軍に囚人達を移送させているときに当然囚人達が謀反を起こして移送してた軍全滅。さあここから協力して金塊を採りに行こうとなるがそうは問屋が卸さない。囚人同士で殺し合い。散り散りに。

山崎賢人はその話とは関係なく、戦闘力と馬力と肉体が凄すぎて、軍の中でも伝説になってる男。機関銃で撃たれても腹に銃剣を刺されても死なず、それどころか次の日にはピンピンしてる。

ひょんなことからアイヌの山田杏奈と出会い、お互い利害が一致したということで金塊探しを開始。


山崎賢人以外にも激ヤバ強野郎が山ほどいるのが超楽しい。
いちいち登場する度にドゥーン!という音と共に名前と階級が出てくるのめっちゃおもろい笑

戦闘シーン最高っすね。山崎賢人は不死身と称されてるのもあって、もう終わりだと何度もなるけど馬力と幸運で乗り切る。
沢山の軍人に囲まれて殺されるタイミングは幾らでももあったけど、入れ墨の情報知ってるから殺しはしないんだよね。



非常に酷いことを言うんだけど、原作者様には勿論この映画に本気で携わってた方々にも非常に失礼なのですが、正直アイヌ文化のくだりは全く興味なかったっす…
箸休めの役割は果たしてたけど自分にとってはそれ以上のものはなかったです。

しかもあろうことか山田杏奈が山崎賢人に協力するための条件が「人を殺してはいけない」だからね。おいおいどんだけ映画をつまらなくする条件だよと…
まあ、そこら辺は上手いことやってましたけどね。


個人的には玉木宏演じる中尉が頭おかしすぎて好きでした。
乗ってる馬撃たれて倒れて地面に落ちた瞬間にそのまま一回転して立ち上がってタッタッタッタッと走り出したときはターミネーター2かよと思いましたね笑


笑えるシーンもとっても多くてとっても楽しい映画でした。

でもアイヌの文化に全く興味ないという幼稚な感性の私が点数をつける権利はないっすね〜…
もやし

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