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ゴールデンカムイのCinedogのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
4.4
2024-10(5)
ゴールデンカムイ:1
舞台:🇯🇵 北海道
年代:明治40年(1907)(明治末期)

「俺は不死身の杉元だーー!!!」

●あらすじ
日露戦争での鬼神のごとき戦いぶりから「不死身の杉元」の異名を持つ杉元佐一はある日、杉元はアイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。
金塊を奪った「のっぺら坊」と呼ばれる男は、捕まる直前に金塊を隠し、その在処を暗号にした刺青を24人の囚人の身体に彫って彼らを脱獄させた。
金塊を見つけ出すべく動き始めた杉元は、野生のヒグマに襲われたところをアイヌの少女アシリパに救われる。彼女は金塊を奪った男に父親を殺されており、その仇を討つため杉元と行動をともにすることに。
一方、大日本帝国陸軍第七師団の鶴見篤四郎中尉と、戊辰戦争で戦死したとされていた新選組副長・土方歳三も、それぞれ金塊の行方を追っていた。

実写化大成功!!
自分が作者だったらこの出来はかなり嬉しい!

キャストが発表された時は、杉本役が山﨑賢人ってのがどうしても納得いかなかったけど、鑑賞し始めたら体格差なんて全く気にならない程いい演技とアクションしてた!
むしろ山﨑賢人以外の誰に杉本役が務まるんだ?って感じ

眞栄田郷敦に関してはルックス的に鯉登少尉役の方が似合うと思うが(それでもめちゃくちゃ尾形だった)、それ以外のキャストに関しては言うことなし
舘ひろしと玉木宏に関してはもうアニメから飛び出してきたの?ってレベルで似てる笑
2人が対峙するシーンは原作越えのカッコ良さでむちゃくちゃ興奮した笑笑

熊との戦闘は、熊が場内をぐるりと駆け巡るかのような音響がめちゃくちゃ臨場感あって「うおーーー!映画館だ!」てなった
まじでドルビーシネマとかじゃないのにめちゃくちゃドルビー

分かりやすいアイヌ文化の説明、そして時折挟まれる飯テロ
観終わった後は温かいごはんをヒンナヒンナしたくなる

普段邦画のヤンキー映画や恋愛映画はあまり観ないから、久保茂昭監督の作品はひとつも観た事なかったけどこんなに凄い監督が日本にいたとは...

これからシリアスとギャグが入り交じった複雑な描写がどんどん増えてくるけど負けずにメガホンを握り続けて欲しい
決して福田雄一とかに襷を渡さないで下さい

●鑑賞回数
①2024.01.20 @TOHOシネマズ船橋ららぽーと
②2024.02.10 @幕張新都心イオンシネマ
★描き下ろしアートボードA5
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