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バーバリアンのCinedogのレビュー・感想・評価

バーバリアン(2022年製作の映画)
3.6
2024-87
舞台:🇺🇸 ミシガン州 デトロイト

民泊を利用した女性が恐ろしい事態に巻き込まれていく姿を予測不可能な展開で描いたホラー。

仕事の面接を受けるためデトロイトにやって来た女性テスは、ネット予約した宿泊先の民家に到着するが、そこには既にキースという男性が滞在しており、手違いでダブルブッキングされていたことが判明する。嵐の中、他に行く当ても見つからないテスは、キースとともにそこに宿泊することを決める。翌日、トイレットペーパーを探しに地下室へ下りた彼女は、そこで謎の扉を発見する。

Airbnbのミスでダブルブッキングされていた女性テス視点で展開していく地下室ホラー

黒幕は誰だ?
同室のキースが勝手に部屋に侵入してダブルブッキングを装った?
家の管理人が全て仕組んでいて地下室で監禁をしていた?
はたまたダブルブッキングはたまたまで悪霊ホラーなのか?

様々な憶測が広がる前半の張り詰めた空気感がとても好きだった
後半も悪くは無いが、前半の完成度が高すぎて少しだけ右肩下がりな気がした。

ヤリモクかサイコか、ビル・スカルスガルドのあの異様な雰囲気と優しさが引っかかり、確実にコイツが1枚噛んでるな、と思っていたらまさかの普通に良い奴オチでビックリ
疑ってごめんやで。

アンドレの父→娘をレイプしてそのまた娘をレイプする近親相姦ろ過で自分のコピーを作ろうとしていた→出来上がったのがアンドレ
日光も浴びずに濃い近親相姦を重ね続けたら実際にあんな感じになってしまうのだろうか

感情移入する人物が面白いほどコロコロ変わっていく展開は新鮮味があって面白い
最後はアンドレに同情してしまった

加害者意識のないレイプ男が1番現実的でゾワっとした
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