じょせ

ゴールデンカムイのじょせのレビュー・感想・評価

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)
3.8
冒頭の日露戦争・二〇三高地での戦闘がとても良い。物語全体の起点になる部分がちゃんと力の入った映像になっているのはポイント高い。

キャラクターはいずれもビジュアル含め咀嚼と再現度が高いが、物語は序盤も序盤なので今後の活躍に期待したい。
舘ひろしの土方は期待通りだが、思った以上に良かったのは鶴見中尉。笑い方がパーフェクトでこれはかなり研究してるな〜と思った。
白石もばっちり。
アクションシーンもいいし、雪原の中でマカロニウェスタンふうアクションというのは「殺しは静かにやって来る」的でたまらないところがある(そういう意味ではせっかくなのでもっと劇伴のない静かなシーンも欲しいが…)

マキタスポーツが事情を全部話しちゃうあたり、もうちょっと自然な会話にしてほしいな〜と思ったのをはじめとして、全体的に会話が説明的なのが気になった。
しかし、原作からしてそうではある。マンガは読むメディアなので素通りできても映画だとひっかかるというのもあるか。

ナレーションもあるし、キャラクター名もテロップでいちいち出て来るので、もう少し自然な会話と映像による語りで工夫してほしいと思うが、それやるとぜんぜん話進まない(現状も進んでない)から仕方ないか…
じょせ

じょせ