私が初めて海外に行った時、ホストファミリーが『NZで日本といえば何だと思う?』と聞いてきたので、SonyかToyotaかと答えたら、Comicsだと言っていた。
その時はあまりピンときていなかったが、その後当たり前にある漫画がアニメやゲームとメディアミックスで展開した結果、日本が世界に誇れる独自の一大コンテンツとなった。
実写化に関してはメディアミックスのsynergyの一端を担うものだと思うが、原作やアニメ以上だと思えるものは残念乍ら無い。
但し製作費をかけて、利益を上げる事は悪では無いし、それを楽しんでいる客層もあるのだから、私がとやかくいうことでも無い。
ゴールデンカムイは好きだと言えるアニメだったので観てみたが、原作に忠実な脚本と演出を求められたのだろうと思うし、限られた製作費内でやりくりしただろう苦労は認めてあげたい。
でもコスプレ再現度を褒めそやす事で、映画の出来不出来を測る指標とするのは如何かと思うし、わざわざ実写化するならば同じ話を違う角度や演出で見せて欲しいと思ってしまう。
例えば子供っぽい杉元とアシリパよりも、鶴見中尉と第7師団を中心に据えたストーリーに仕上げるとか。
彼の思想に至った経緯を深掘りしてくれるならとても興味がある。
因みに一番好きなキャラは、周りがいくらハイボルテージで暴れても冷静沈着で一人ハードボイルドな月島軍曹です。
