daiyuuki

鍵のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

(2022年製作の映画)
4.3
中年の大学教授・神田(水澤紳吾)は、年の離れた妻・郁子(桝田幸希)を性的に満足させられないことに悩んでいた。
ある日、自身の教え子である大学院生・木村(水石亜飛夢)を義妹・敏子(秋谷百音)に紹介する。
その木村に対し、郁子が色目を使うのを目撃した神田は、かつてない性的興奮を覚える。
その興奮を自身の精力剤にしようと考えた神田は、あの手この手で妻と教え子が接近する状況を仕掛けていく。
そして、興奮レベルを更新しないと満足できなくなった神田は、行動をアブノーマルにエスカレートさせていく……。
谷崎潤一郎の同名小説を映画化。

谷崎潤一郎の官能小説を巧みに現代に置き換えているのはもちろん、愛する妻を他の男に誘惑させて興奮するNTRネトラレに夢中になっていく神田と神田のゲームに翻弄され自らの秘めた欲望を剥き出しにしていく神田の妻・郁子と神田の教え子・木村のスリリングな駆け引きのラブゲームが丁寧に描いているので、桝田幸希のセクシーな肢体と演技と水澤伸吾の変態演技が楽しめるセクシーシーンがより官能的で、NTRネトラレが行き着く果ての変態なオチも絶妙な文芸エロス映画。
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