daiyuuki

ARGYLLE/アーガイルのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)
4.3
イケメン・スパイのアーガイル(ヘンリー・カヴィル)が活躍する手に汗握るベストセラーのスパイアクション小説シリーズ『アーガイル』。
ハードなシリーズの作者エリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)は、愛猫のアルフィーと共にのんびり過ごすのが至福の時という平和主義者。
ファンの誰もが待ち望む新作を準備しながら、ある場所へアルフィーと一緒に移動中に、突如謎の男たちに命を狙われるが、間一髪でエイダン(サム・ロックウェル)と名乗る猫アレルギーのスパイに助けられる。
その後も身の危険に脅かされ逃げ惑う中、エリーが書いた小説が現実のスパイ組織デイヴィジョンの行動を偶然に言い当てていた事が発覚する。
空想のはずだった世界と命を狙われる現実との境界線が曖昧になり始めたエリーは、敵の一歩先を行くため、世界を駆け巡ることに。
危険なミッションを超えた先に待ち受ける運命とは……!?
「キングスマン」シリーズのマシュー・ヴォーンが贈るスパイアクション。
「キングスマン」では、ショーン・コネリーとロジャー・ムーア時代のジェームズ・ボンド・シリーズをオマージュしつつアップデートした過激でぶっ飛んだスパイアクション映画を作り上げたマシュー・ヴォーンが、さらにスパイ映画をオマージュしつつ「ジェームズ・ボンド・シリーズの作者イアン・フレミングなどスパイ小説の作者が実際にスパイだった」ことをネタとして取り込み、「なぜエリーが書いたスパイ小説が現実に起きたことをなぞっていたり、これから起きることを予言するのか?」の謎解きをエリーとエイダンが調べていく中でエリー自身の秘密を知る中でエリーやエイダンだけでなく両親の正体すら二転三転していくのが「ジェイソン・ボーン」シリーズ以上にスリリングで、「キングスマン」でも好評だった奇想天外なアクションはクライマックスでのカラフルな煙幕が立ちこめる中での銃撃戦などさらに奇想天外で痛快さが増していて、小説家として壁に当たっているエリーの成長ものとしても面白く、ブライス・ダラス・ハワードとサム・ロックウェルの演技も光っていて、痛快なスパイアクションコメディ映画。
daiyuuki

daiyuuki