施設から飛び出して母親に会いに行くけどまた捨てられて、絶望しながら彷徨った挙句知らない街で謎のおじさんと出会い一緒に生活しながら悪いことを覚えて、その環境を羨ましく思う女子高生と仲良くなるけど絶対に素直にはなれない少年の物語に共感しない男なんていないんじゃないか、って観ていて気づかされました。
いわゆる虚無系というかなんにも救いが無い感じで終始辛いんだけど、やっぱり目が離せない。
人によるんだろうけど、たぶん(環境は違えど)少年はみんな同じ経験をしたことがあると思います。
あの時のそれを映像化してくれたような作品でした。
現代でこんなことが起きるかどうかは謎ですが。
好きですねぇ、こういう作品。