てぃだ

クリスタル殺人事件のてぃだのレビュー・感想・評価

クリスタル殺人事件(1980年製作の映画)
2.8
ミステリ映画の謎解き場面で
探偵役の「犯人は・・・」の瞬間に
フィルムが停止。
観客が「ふざけんなよ
犯人誰なんだよ!!」と
怒っている中
観客の中にいた1人の老婦人が
推理を始める


ていうOPがなかなか痛快。


ミス・マープルの個性を紹介する
ベストな演出だと思う。
アガサ・クリスティが産んだ
もう1人の名探偵。
そういえばポアロ物は
いくつかみたけど
マープルものに触れるのはこれが
初めて。

わくわくするOP
しかも舞台は映画業界と
僕が好きそうな要素てんこ盛りなのに
まぁつまらない笑


つまらないのはこれは多分
犯人が瞬殺で分かってしまうのが
大きい気がする。


まだ事件すら起きてなくても
キャストの顔ぶれが揃う時点で
もう犯人がわかる。
殺される役じゃなければ
もうネームバリュー的に彼女しか
いないだろうと思う。


犯人役がすぐ分かっても
推理らしき展開が面白ければいいと
思うんだけど、そんな展開も
正直あんまりなく、割と退屈な
場面が続く。

「映画監督とプロデューサーの違いは?」
「プロデューサーは金を集める
監督は金を使う」
みたいな例えはまぁ極端すぎると
思いきや結構面白かった。

それからテイラーの表情が
凍り付く場面
まじこえー。
普通にここだけ見ればホラー映画
の趣すらある

あとはテイラーと
キム・ノヴァク?だったっけ?の
皮肉合戦。
こえー。
女は役者だろうがなんだろうが
みんな同じだなとか思ったり
てぃだ

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