春陽

ノック 終末の訪問者の春陽のネタバレレビュー・内容・結末

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

選ばれた家族が、知識がある良識と信仰心がある家族だったから100分(上映時間)もったね、という感じ。選ばれた家族がヤンキーなら、家族ラブで即決か押し付けあっての時間切れなんじゃないかな。また、他宗教者は、キリスト教の終末論で片付けられるのは不服だろうよ。他宗教の内容なんて知らないことも多いから自身の宗教の経典に当てはめて、こんな予言やお告げがあったなどで都合よく終わらすのかな?

自分なら既にあそこまで被害がでているなら、世界を終わらせる方を考えるかな…。心が狭いのと世界を救わない後の世界の想像がつかないということもあるけど、映画の結末の後に人から嫌な目にあったら、こんな奴の為にあいつ(自分の大切な人)は犠牲になったのかと世を恨みそう。(その逆も勿論あるが。)それにしても子供には何も意見を聞かないのだね。子供は守る存在だけど、こういう家族間の話にはそれなりに会話に参加させるべきなんじゃないかとなんとなく思った。

なんでこの家族が終末のストッパーになったのか、明確な説明はなかったが、たまたまだったのだろうか?訪問者の4人も何故それが現実なのかを確信した説明をあやふやにするから、拘束されている二人も不信感があったんじゃないかな?それでいきなり惨殺ショーでは、信じろという方が無理なような。また、そんな最悪の終末映像を見れてしまった人の中で、この4人は使命感を持ってしまった人達であって、もしかしたら他に同じ映像を見た人がいたかも知れないが夢で終わらせた人もいた可能性を考えると、そういう人は生きやすいだろうな。真に受けた人が自身の正義感で過激な行動を起こす人はそれはそれで大変だな。

不思議な作品だった。
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