みゆ

ノック 終末の訪問者のみゆのネタバレレビュー・内容・結末

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

3人の家族が山小屋に住んでいる。何故か父親が2人いる。多様性が世の中で認められてきているので、ゲイのカップルは珍しい時代ではないけれど勿論このカップルによって、子どもをつくる事はできない。娘のウェンは養女。でも楽しく暮らしている。
そんな時、突然山小屋にやって来た4人の訪問者は、3人の家族の誰かが犠牲にならないと世界が終末を迎えると告げます。 彼らの言っていることは、カルトのようでもあるのですが、彼らが1人死ぬごとに災いが現実のものとなります。
多様性は認めつつも、本来あるべき家族の姿を神が「終末」という方法を持ち出して警告しているように感じました。不思議な緊迫感が漂い、シャマランらしい作品だったのだけど私には合わなかったな。
虐げられた過去を持つものの正当性を描いているのはいつものことだけど、その種明かしがあまりに早すぎで、これだけで映画全編牽引するのは流石に無理がある。
テーマ語りに終始して面白さを損なってしまったのでは。
ただ撮影は相変わらず見事。いつものマイク・ジオラキスかなと思ったらロバート・エガース組の人だった。山小屋というワンシチュエーションが舞台だから起用したのかな。
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