みゆさんの映画レビュー・感想・評価

みゆ

みゆ

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

4.0

面白かったです。印象的なのは、阿部サダヲの「眼」。その「眼」が、優しさを表現する人間だったり、無感情に見える殺人鬼っぽかったり。
面会室で阿部サダヲと岡田健史が対面するシーンで、二人の顔を重ねる撮り方
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

ドラケンの恋愛映画観てどうする…。

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

2010年にボリビアで起こっていた実話をもとに制作された作品。自給自足の生活するキリスト教の村で、女性たちが度々レイプにあう。それを男どもは「悪魔の仕業」「作り話」等と言いレイプを否定。しだいに女性た>>続きを読む

たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

5.0

山田尚子さんのアニメーション映画はどれも良い。可愛い可愛い可愛い!大好き!!!

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

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「マネーショート」だと資金不足の事かと思ってしまう。大逆転でもないし、この邦題はどうなんやろ…。
リーマンショックのあらましを理解した上で観ると面白いかも。絶対に値下がりしない安全な投資先として誰もが
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誰も知らない(2004年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

テーマを何となく知っていた為、しんどいだろうなと触れない様にしていたこの作品。ついに観ました。自分がこの周りの大人として当てはまり、心に深く突き刺さる。
是枝裕和監督は、「善悪を描かず、それぞれの人生
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雨とあなたの物語(2021年製作の映画)

4.0

「ただ些細な、待つ事についての物語」
本当にその通り。雨降る音のいろいろな表現が出てきて、そのひとつの翻訳が「ぽたぽとり」。手紙のやりとりがとても素敵。映画は、こんな奇跡があっていいと思うのです。

ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.5

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アメリカで暮らす三人家族が、時代の大きな変化の中で、少しずつ崩壊していく様を描いた物語。
秀逸だなと思ったのは、息子ジョーの視点。大人の身勝手な理由や、立ち振る舞い、ルールを独りよがりで解釈したり、思
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傷だらけのふたり/恋に落ちた男(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

一人の男が一心に不器用に大切な人を愛し抜いた物語。借金取りと女子行員の悲恋もの。格差あり、病気あり、裏切りあり、家族愛あり。借金取りは血も涙もない取り立てをしていたのに主人公は、取り立て先でガソリン撒>>続きを読む

マネーボール(2011年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

「野球にはやっぱりロマンがあるな」
マネーボール理論とは、データ野球の事だそうです。
必要な勝利数から必要な得失点を計算、各選手の統計データを取り、打率や出塁率を見て必要な選手を抽出。
主人公ビリ
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人生の特等席(2012年製作の映画)

4.0

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最近目がほぼ見えなくなってきたけど、昔は腕の良いスカウトマンだった父と娘の話。
メジャーリーグのスカウトをクリント・イーストウッドがやってきた話ですが、これと好対照をなすのが「マネーボール」やったんで
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

一人芝居で魅せる30分の短編作品。女性の揺れ動く感情や理性を失った人間の狂気を限られた時間の中で上手く表現している。
ペドロ・アルモドバルのドールハウスのような色合いの鮮やかな舞台、ティルダ・スウィン
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犬と私の10の約束(2008年製作の映画)

3.5

素敵なお話でした。私も小さな犬か猫ちゃん飼いたい。可愛いね。

ピースオブケイク(2015年製作の映画)

4.0

原作読んでますが、これは良かった。多部未華子ちゃんはやっぱり可愛いし、綾野剛も合ってた。最近綾野剛ばっかり見てる気するな…。

キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

2.5

ずっと緊迫感が続き、飽きさせない作りではあるけれどずっとしんどい。「ニューヨークに行って車を買うんだ」みたいな台詞が海賊の船長から出るが本当にそんな事出来るとでも思ったのか。裕福ではなかったけれど、日>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

とても面白かった。ただそれをひとつの感想では言い表せない、物語の奥深さを体感した。何とも表現できない"行間"のある映画で、余白から何を想像し、何を思うのか、個々の解釈でバリエーションが生まれる映画だっ>>続きを読む

きみはいい子(2014年製作の映画)

4.0

皆んな抱きしめられて、自分は必要な存在でかけがえのない人なんだよっていつも感じていて欲しいなと思いました。

オーロラの彼方へ(2000年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

親子愛を純粋に描いた作品ほど、心温まるものはありませんね。夕イムパラドックスを利用した映画は数多く制作されているので、ある意味"今さら"な脚本だと思いましたが、よくここまで練ることができたなぁと思いま>>続きを読む

決戦は日曜日(2022年製作の映画)

3.5

宮沢りえさんが可愛いし、窪田正孝はかっこええなぁ。映画としても面白かった。不味い珈琲を今の日本の政治に置き換えていた例えは凄い良かった。なるほどね、と思いました。

間宮兄弟(2006年製作の映画)

3.5

原作を読んだ時とイメージ違うけど良いお話。中島みゆきが出てきて驚いた。夜眠る前に他愛も無い話を電話できる相手がいる事は素晴らしいな。あとカレー美味しそう!

追憶(2017年製作の映画)

4.0

ややこしい関係の3人だけど皆んなが思い合っている物語で良かった。それにしても吉岡秀隆はいつもこういう役だな…。もはや吉岡秀隆ってジャンルみたい…。

砕け散るところを見せてあげる(2021年製作の映画)

3.5

ちゃんとラブストーリーやし、ちゃんとサスペンスでもあった。面白かった。

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.5

綾野剛がシャブをやってみるシーンは素晴らしかったな。実際の事件をもとに、って話だけどこういうものなのだろうな。だめ、だめだめ絶対だめ。

ペンギンが教えてくれたこと(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ナオミワッツは、家族とサーフィンしたりのんびりと楽しい日常を過ごしていたが、ある日の家族旅行で不慮の事故に合い下半身が麻連して生きる気力を無くしてしまう。そんな中で一羽のカササギと出会い、家族の仲間入>>続きを読む

許されざる者(2013年製作の映画)

4.0

これはこれで良かったと思う。ちょっと違う話になっちゃった感はあるけど。今観たら李相目監督だった事とか劇場行った時は知らなかったな。多分小池栄子は若かったはずなのに貫禄あって良いし、忽那汐里がめっちゃ可>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

3.5

「好きを、つらぬけ。」とか「推しは推せる時に推せ」とかほんまそうやと思う。私も人生のリベンジ中。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

本作は『少女時代のソフィの記憶の想起』『父に対する想像』『少女時代に撮影された映像』の3つが混じり合っている。
父カラム ポール・メスカルが、別れた妻と暮らす娘ソフィ フランキー・コリオと2人で過ごす
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インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア(1994年製作の映画)

5.0

この作品、劇場で観たとき最高すぎてしばらく携帯の待受このポスターにしてたな。久しぶりに観たけどやっぱり最高。私はこの時のトムクルーズがいちばん好きです。

ジョニーは行方不明/台北暮色(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

普通の日常だが見ていて心が満たされていく。情緒的な映像がそうさせるのか。
主人公の女性徐子淇(瑞瑪席丹リマ・ジタン)は小鳥たちと暮らしてている。1羽は逃げ、1羽は残った。そして彼女にはしょっちゅう間違
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