このレビューはネタバレを含みます
かなりライトなシャマランファンです。
シャマラン映画は設定を聞いたら絶対に見たくなる、上手さがあると思う。
ハプニングとかオールドとか、ちょっと内容聞くと「なにそれ気になるー！！」ってなる。
この映画もまさにそうで、ゲイカップルと養子の娘、その中から自分たちで一人選んで殺さないと世界が滅びる、と急に言われる、というめちゃくちゃラストどうなるのか気になる映画。
自分はこの設定ありきで見たが、全く何も知らないで見たらどういう感想だったのかと思う。
で、設定を知ってる自分の感想としては「思ってたのと違った！」でした。
劇場公開の時点で微妙だと言われてたのは知ってたが、シャマランの新作は大体いつも微妙とか言われてるイメージなので、気にせず見たが、実際微妙だった。
僕の期待としては、3人のうち死ぬ一人を選ばないといけない、という究極の葛藤を見たかった。苦悩を見たかった。
でも映画の大半は終末を信じてくれなくて訪問者たちと争い合うだけ(まあそれが普通の反応だけど！)。
そうしないと訪問者4人が全員死ぬ流れにならないってのもあるのかもしれないが、もっと早く全員が終末を信じて、それでも一人を選べなくて時間が過ぎ、訪問者が一人ずつ死んでいく、みたいな流れを期待してたぶん肩透かしくらった気分。
で、最終的に死ぬ一人はさっさと腹くくって勝手に死んでくれちゃうので、3人の中の苦悩が全くないんだよな。そこはほんとがっかり。
とはいえ設定で毎回楽しませてくれるシャマランには次も必ず見るから頑張ってくれよ、とエールを送っときます。
