このレビューはネタバレを含みます
劇中でも語られているが、コラテラル・ダメージとは「軍事目的の為のいたしかたない犠牲」だ。
テロリストに報復する為に一介の消防士が敵陣へ単身乗り込んでいくとかどう考えてもまともじゃないんだけど、シュワちゃんだと納得してしまう不思議。
マスコミ襲撃に行くシーンはやや滑稽に見えてしまうが、遺族心理を考えると怒りは尤もで、悲しく思える。
銃に頼らないのは新しいスタイルで派手ではないが、爆発もそれなりにあり、終盤は盛り上がる。
死か自由かだ!
終盤の裏切りは予定通りだし最初のテロも女の電話がトリガーだったという描写観るとテロリストより女が怖えーと思う。
監視カメラ見て超速理解でシャッターを下ろし、ガス誘爆まで見越すとかまともな発想じゃなくて最高。しかし、あれほどの爆破で髪も燃えず服すら破けてないのはちょっと疑問。
復讐とはいえ私刑なので、なんとなくすっきりせず、ドンパチやってくれてスッキリみたいな感覚は薄め。