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劇場版 美少女戦士セーラームーンCosmos 前編のnatitaのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

令和にライツを見れて心から嬉しいです。劇場版の新作として映画が上映される日が来るなんて、生きているとこんな素晴らしいことが起こるんだと思うし、人生のご褒美だと思ってます。

それくらい私はセーラースターライツが、スリーライツが好きです。

私は旧作アニメのセーラースターズが心の中の大事な部分をずっとずっと占めていて、ほかのどの作品より特別な感情を抱いています。

原作も読んでいますが、セーラースターズのうさぎと星野が恋人や慕っている相手がいる中でお互い惹かれあっていて、同級生として関係を積み重ねていくところや、出会いも含めてロマンチックにたっぷり見せてくれているところが好きなのもあって、今回星野の感情があまり描かれずに(演出されずに)倍速で見ているような駆け足で展開されていって、感情移入が出来なかったのが少し悔しいです。

原作の星野はクールで、それでいて火球皇女への想いは強くあって、ミステリアスな雰囲気がスターズとは違った良さがあって好きですが、今回の映画は漫画の再現は出来ているけれど、情緒の面で映画的な演出はあまり感じ取ることが出来ませんでした。

セーラームーンの醍醐味の大きな部分を担っているのが変身シーンとアタックシーンだと思っていて、新作になってからの変身とアタックはこれまで旧作のリスペクトがありながら新しいものが見れて好きだったので期待していました。ライツの変身とアタックは期待が大きかった分、想像を超えてくることはありませんでしたが、タップは可愛かった…!

オープニングやところどころの演出が旧作リスペクトでベースになっていたりするんですが、どうやっても旧作を超えられないし、原作を元にするのであれば完全新作で見たかったのもあります。

映画を観た後にスターズを見返すと、やっぱりスターズっていつみてもちゃんとキャラクターに血が通っててひとり残らず最高、というところに落ち着きます。

長くなっちゃいましたが、後半のムビチケも買ってあるので、しっかり見届けるつもりです。
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