せん

呪詛のせんのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
3.8
リング的な要素、ミッドサマー的な儀式要素、そしてあの頃我々が夢中で読んだネット掲示板発の怪談要素、もうホラーに使えるもの全部混ぜ込んで炒めまくった激うまホラーチャーハンです。これは。

説明が足りていない部分があることで、あれはどういうことだったんだろう?と考えてしまう。その結果、視聴者はあの悪夢みたいな内容をもう一度振り返る羽目になるのだから、成功していると思う。

台湾だからこその密教のリアル感や、高温多湿な現地の雰囲気が伝わってくるのも見事。日本と似てるようで似ていない、台湾ならではの良質なホラーだと思います。

あと、うっかり怖くて夜眠れなくなってしまった場合は、SOUL'd OUTなどを聞いてみてください。中和されます。
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