ブタブタ

呪詛のブタブタのレビュー・感想・評価

呪詛(2022年製作の映画)
4.0
『ミズ・マーベル』がほぼプリキュアなら『呪詛』は劇場版プリキュアだった(見れば分かる)
やっぱり『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に始まるPOV、ファウンド・フッテージ、フェイクドキュメンタリー、『リング』『呪怨』等のJホラー、2ch発のネットロアや洒落怖、更には諸星大二郎や伊藤潤二やつのだじろう(芋虫のくだりは『恐怖新聞』にあんな話しあった🐛)、等などリミックスした完成度の高いホラーなのでは。
『哭悲』など今、台湾ホラーが熱い!?
冒頭の「観覧車の右回り・左回り」の映像。
「全ては人間の意識が齎すもの」
ってこの映画自体の仕掛け、メタ的な演出も恐怖の効果をあげてる。

台湾で起きた実際の事件「呉一家集団憑依殺人事件」を元にしてるとか。
一家6人にそれぞれ別の「神」が取り憑き殺し合い、糞便を食わせ合ったりしたそうな(||゚Д゚)ヒィィィ!(何その呪いのアベンジャーズ)

全ての元凶「仏母」はインド神話のカーリーや日本だと鬼子母神、「自分の子供を生かす為に他の子供を殺す鬼母」なんですよね。
最後に明らかになる「仏母」の顔の造形が見事だった。
あれが単に恐ろしい貌とか「敢えて見せない」とかだったらドッチラケだったけど伊藤潤二の『うずまき』みたいに異次元へ続いてる様な最高の気持ち悪さと訳の分からなさであの仏母の貌の造形だけで大勝利ホラー映画だったと。

๛ก(꒪ͧд꒪ͧก)🩸余談🩸(|||゚Д゚)<㌶㌍㌶㌍㌧

『呪詛』見た後に本屋行ったら目当ての本は売れ切れてない。
注文した本が届いたので取りに行くと中身が違う。
更には例の「Yahooウォレット架空請求詐欺」smメッセージが来た。
これは完全に呪い。
しかし映画のラストで言われた通り「皆でプリキュアを応援してー!」(←意訳)をちゃんとやったのでこの程度の被害で済んだのだと思う。

(゚Д゚)<ホーホッシオンイーシーセンウーマ…ホーホッシオンイーシーセンウーマ…ホーホッシオンイーシーセンウーマ…………………………
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