すいかのたね

呪詛のすいかのたねのネタバレレビュー・内容・結末

呪詛(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

面白かったですが母親にかなりイラっときてしまった笑。

ストーリー
端的には『遊び半分で彼氏の宗家のヤバイ所?に行ったら子供共々邪教の供物にされちゃった~、スマンけど世界の皆で呪いを分割して受けてくれ!』って感じですかね。作中の話はほぼ全部事後で、POV形式で振り返りながら話が進んでいき、中身は『6年前に何をしたか』と『それをしたから今何が起こっているか』ですね。

『6年前に何をしたか』はまあ禁則地に踏み入ったですが…踏み入る前にもう何か娘さん捧げてないかお母さん?入らなくてもアウトだったんでは??何か曖昧。『現在何が起こっているか』も曖昧な作りだったかな。何となくは察せますが、娘さんは捧げられたのか呪いのアンテナ係なのか、両親や警察や先生が死んだ意味は何なのか(まあ無差別系ってだけでしょうけど)、終盤全身に文字を描かれた宗家にいた娘はどっから出てきて何で耳を切り取ったのか、お返しする的な??

結構色々それっぽいことを散りばめてますが「結局何やねん、お母さんが言われる通りにホイホイ娘まで捧げて、除霊の際も何か食わせてるしそれが悪いだろ!それを他人にまで不幸をおすそ分けとか、ちゃんと考えて行動しとけよ!!」と思ってしまいました笑。いつも思うんですけど、こういう邪神様って崇めててなんか良いことあるんですかね?宗家の皆さん全然良い暮ししてないし、邪神様が楽して不幸集められててメリットありすぎでは?そんなに魅力あるのかな~邪神様。

怖い系演出
全体的に結構好き。
虫が沢山出てくるのはイヤ~な感じがして好きです。序盤とかちょっと量が多いけど笑。皮膚に穴が開くのも画面的にキッツイのと、痛々しさを感じてうわーと思いました。
でもまあ、何か邪神の名前?を言っちゃうと呪われる?のと、出てくる幽霊の演出は結構普通でしたね。特に幽霊は襲ってくる必要…多分ないですよねこの映画笑。画面的にも『幽霊出したはいいけどどうしよう…一応襲わせるか』って感じで唐突にウワーって襲ってくる一辺倒でした。

全体的にはホラー感を散りばめた映画として面白く、ちゃんと怖かったですが、細かいところは思ったより適当かな~というところ。お母さんは邪神像の顔を確認するんじゃなくて、無理でもぶっ壊すそぶりとか見せてくださいよ~。
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