上質かつ繊細な映画でした。安っぽさとかマジでない。
まず目黒蓮さんと今田美桜さんがいいですよね。物語が進むにつれて、清霞さまの口元が緩む回数が多くなっていくところや美世が卑屈な自分から解放されていく姿に心を打たれた。特に「自分の感情をもう殺さなくていい」ことを知っていく美世が素晴らしすぎる。
撮り方も人物の上のスペースや天井を強調したりして新鮮。何というか空間に凄く余裕を感じて、清霞たちのいる世界のスケールが大きく感じた。このあたりはもっと具体的に言語化してらっしゃる方がいるので割愛。
知識も想像力も欠如してる私は現代もの以外の作品やバトルものの作品がとにかく苦手でこの映画もお話はよくわかんなかったんですが、理解できないなりにも楽しめたのが嬉しい。
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ちなみに全体的に重厚で真面目な温度感の中で、部隊の若い衆?みたいな子たちがウェイウェイしてたのが面白かったです。戦が間近に迫るような緊張感ある世界に生きる精鋭たちにもああいう一面があるんですね。
あそこだけイケメンのいちゃつき成分を供給するかのような意図を感じました。笑