織田さんの映画レビュー・感想・評価

織田

織田

映画 さよなら私のクラマー ファーストタッチ(2021年製作の映画)

3.5

「そんなゴリゴリしたサッカー、楽しくも何ともない!」
「ノースペクタクルよ!」

男子サッカー部に所属する女子中学生が主人公。
ジダンに憧れるファンタジスタは、フィジカル至上主義に挑戦状を叩きつける。
>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.2

面白かったです!映画を見る今後の視座が間違いなく変わる90分。
改めて映画(だけじゃないけど)の背景には削ぎ落とされた色んなものがあるんだと実感した。特に予告編に対する見方はめちゃくちゃ変わると思う。
>>続きを読む

名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

4.6

まとまっていて凄く好き!

ここ数年愚鈍な感じだったコナンくんがめっちゃ躍動してるんですが、それを可能にしているのが哀ちゃんの存在。そこかしこに漂う名バディ感がたまらなく、何度も鳥肌が立った。灰原映画
>>続きを読む

地獄の花園(2021年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

最初から最後まで1ミリも面白くなかった……
そもそもバラエティーを全く見ないので笑いのツボが備わっていない自分に問題があるのかもしれませんが…とにかく苦痛でした。タイマン前の永野芽郁さん(ナオ)の睨み
>>続きを読む

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

5.0

ユカを「こういう子嫌い、腹立った、あり得ない」で切り離すことができればどんなに良かったか。でも自分にはできなかった。

思い出したくなかった奥底の本性をエグられ続けた。観ながら何度も吐きそうになった。
>>続きを読む

14歳の栞(2021年製作の映画)

4.4

14歳のあの頃、自分がどんな立ち位置で、どんな気持ちで過ごしていたのか。半ば強制的に向き合わされ、「2年6組」の誰かに重ね合わせました。
生徒35人は平等にスポットライトが当てられています。

生徒3
>>続きを読む

ガンバレとかうるせぇ(2014年製作の映画)

4.8

高校サッカー部のマネージャー・菜津が主人公。“何か違う”苦しさをたくさん飲み込んで来た彼女の姿を見て、思うところがありすぎました。

一般的には青春のキラキラした1ページ、美談として描かれそうなワンシ
>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

正直なところ、男子!なノリにいまいち乗り切れませんでした。

社会人になってもまだあのノリをやってることが理解できないんだと思う。多分。『あの頃。』とかもしんどかったから、良いか悪いかではなくて残念な
>>続きを読む

台風家族(2019年製作の映画)

2.5

公式Twitterを見ると各キャラにかなり細かい背景設定が施されているものの、全然生かされてなくて勿体ない。尾野真千子の過去とかもっと彼女の口から聞きたかったですよ。

基本的に事実は後出しジャンケン
>>続きを読む

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

3.5

警察の千葉雄大が主人公として描かれてるのがでかい。第一弾よりもワクワク感が段違いで面白かった!
安定のニカニカ笑いな成田凌。いつの間にか銀髪になってて草。

バックドアって単語なんて変化球の球種でしか
>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.0

印象に残ったのは主人公ふたりと宮城。
3.11が二人にとって大きな出来事となり、閖上地区(宮城県名取市)に毎年(毎月レベル?)朝市の手伝いに向かっているようで。
きっとあの日から二人にとって特別な場所
>>続きを読む

愚行録(2017年製作の映画)

3.5

目線があっち行ったりこっち行ったりで忙しく、ミステリー/サスペンスとしては微妙。途中から犯人が誰かはどうでも良くなった。

ただし主観的証言から炙り出す他者評価、承認欲求みたいなもののドロッとした感じ
>>続きを読む

火口のふたり(2019年製作の映画)

3.0

やって、弄って、またやって。性描写への圧倒的執念が凄い。動物的かつ本能的。生々しいのに全然エロくも興奮も感じなかったのは、自分の嗜好がケンちゃんと違うからでしょうか……

震災被災者の「ふり」だったり
>>続きを読む

ロストパラダイス・イン・トーキョー(2009年製作の映画)

3.0

知的障がい者の兄を隠すようにして生きる青年と、謎多き風俗嬢。白石和彌監督の長編デビュー作とのこと。内田慈さんの裏表ない感じがとても良かった。

撮影が2009年なのでリーマンショック後のことだと思うけ
>>続きを読む

君は月夜に光り輝く(2019年製作の映画)

3.5

後半35分までは淡々と観ていた。けど、残り15分で感情をぐらっぐらに揺り動かされた。

キミスイでもそうだったんだけど、月川監督は「遺された人への遺された想い」みたいな、事後の描写が抜群だと思う。ずる
>>続きを読む

望み(2020年製作の映画)

4.2

理想的だった家庭を突如襲った地獄。長男は「やった」のか「やられた」のか。希望の光がある選択肢が用意されない究極の二択を迫られる家族たち。

お父さんが、お母さんが、妹が「そうじゃない」方を望み、信じて
>>続きを読む

夜のピクニック(2006年製作の映画)

3.0

15年前の多部未華子、貫地谷しほり、柄本佑、加藤諒が懐かしい。そして衝撃の池松壮亮。

ストーリーの起伏は原作通りという感じ。友達との距離感とか学校行事の特別感とか、高校生の頃の日常を思い出すことがで
>>続きを読む

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.0

不誠実かつ適当かつ絶対謝らないマンの彼。こんな奴が同僚だったらマジでめんどくさいなと思う。
でもそんな斜に構え続けた彼も、カッコ悪くとも泥臭くぶつかっていくことを選んでてよかった。

さらっとスマート
>>続きを読む

街の上で(2019年製作の映画)

4.5

主人公の半径数メートルを彩る女の子たちが、みーーーんなめっちゃ素敵。目で追いかけてしまうほどには素敵。
そしてそんな彼女たちを引き立たせる若葉竜也さんと今泉力哉監督の魔法。

温かくて優しくて、ちょっ
>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.0

わたしはこれを愛と呼べると思う。

だけど女性への見方、執着の仕方がみんな結局しんどいなと思える映画でもあった。
やばいやつしか出てこないしスタンス的には結構しんどい。ただストーリーと、そのしんどさを
>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

2.5

合わなかったです。

様々な困難または傷を背負った人間たちについて何を描きたかったのかがわからなかったです。

登場人物たちが双葉に吸い寄せられるように、関わっていく様も、悲劇的に描きたくないという気
>>続きを読む

クイーンズ・オブ・フィールド(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

フィールドのクイーンたちの、強いことたくましいこと。元気出る。

女性への抑圧や不平等をサッカーを通じて描いた作品。これが女子サッカー強豪国のフランスを舞台にしてることが衝撃。

サッカーのプレーレベ
>>続きを読む

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.1

疾走するサラブレッドたちに引き込まれた、あっという間の2時間だった。
登場人物に濃厚なキャラ立ちを施し、豪華キャストをきちんと豪華キャストたらしめている。それでいて交通量多いのに渋滞感はまるで無し。塩
>>続きを読む

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.5

いわゆるメンヘラって言葉で済ませたくない映画でした。終始重い。実に沈痛。

時として考えることを放棄してしまう菅田将暉の気持ちがわかるし、それに怒る寧子の気持ちもわかる。生きてるだけで疲れる。でもその
>>続きを読む

まともじゃないのは君も一緒(2020年製作の映画)

5.0

成田凌と清原果耶の織りなすハイテンポな会話が心地良い。心地良すぎる。キャッチボールというよりは豪速球の清原投手、成田捕手のブルペン投球という感じでしょうか。

『婚前特急』大好きおじさんなので期待値上
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

5.0

ちょっとレベルが違う。優しくそして公平に、心に染み渡っていく感覚。 これは最高の東京映画。何回観ても良い……

押し付けがましいかもしれませんが、いろんな人に観てほしい映画です。

鑑賞済みの方向け↓
>>続きを読む

NO CALL NO LIFE(2021年製作の映画)

3.0

無垢でいてどこか冷えた二人が見る海の向こう。想像の上を行くアウトローぶりには『溺れるナイフ』とか『いなくなれ、群青』を思い出しました。

これは暴走なのでしょうか、純愛なのでしょうか…正直ポカーンとな
>>続きを読む

KANO 1931海の向こうの甲子園(2014年製作の映画)

3.0

1931年の甲子園(当時は全国中等学校選手権)で初出場・準優勝を成し遂げた台湾の嘉義農林という学校。

甲子園大会に台湾のチームが出場していた(当時は満州、朝鮮のチームも)という歴史的な事実をこの映画
>>続きを読む

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.0

原作を読んでないのであれですが、詩的なセリフの多用、その中でたまに本質をずばっとついてくるセリフがあってドキドキする。

どこかの誰かが今日も命を落としていることに私たちは慣れている。それが悪いことか
>>続きを読む

沖縄を変えた男(2015年製作の映画)

4.4

沖縄水産高校の栽監督(故人)、沖縄水産を甲子園準優勝に導いた大野倫投手について知っていると、映画をより楽しめると思う。

キャストは沖縄出身者で固められ、ロケも恐らく全部沖縄でしょう。方言も自然な上、
>>続きを読む

ちょっとまて野球部!(2017年製作の映画)

1.5

強豪でも弱小でもない野球部とあらすじに書いてあったけどどう考えても不真面目すぎでは……脱力系創作を三次元でやることの厳しさが溢れている気がする映画。寒いノリを終始見せられてる感じでした。

住宅街に囲
>>続きを読む

団地(2015年製作の映画)

3.8

団地のムラ社会的なネットワーク(もちろんそれは時として束縛や足枷になる)を上手く使いながら進んでいく映画。

藤山直美と岸部一徳の年輩夫婦の掛け合いがリズミカルで、そこに明らかに異質な斎藤工が絡んでい
>>続きを読む

あの頃。(2021年製作の映画)

2.5

別にファンとかアイドルオタクとかではないんですけど、ツルギくんより少し前の2000年代初頭にあややをガンガン聴いてた人間として楽しみにしてた。
実際映画観て桃色片想いとか名曲聴いたり握手会で言うこと頭
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

ムショでのおつとめを終えた役所広司を迎える世間の逆風。貼られたレッテルはあまりにも大きくて重く、カタギとして日常生活を送るにはあまりにも高い壁。

三上はどこまでいってもやっぱり「力」とか「威」で食っ
>>続きを読む

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)

3.5

善悪、正誤、真偽ってなんだろう?その白黒って実は違わないんじゃないの?と思ってしまうほど純度高く「信念」を持って生きていく人たちのお話。

正論と圧倒的善意のもとに、愛娘のため何ができるかな?を愚直な
>>続きを読む

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

いや、これはやばかったです。
古舘寛治の「俺たちは8年前やっと本当の夫婦になった」とかマジで気持ち悪いんですよね。

本当娘を何だと思ってるんだと。あなたが関係を精算して逃げてれば始まらない悲劇だった
>>続きを読む

>|