織田さんの映画レビュー・感想・評価

織田

織田

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ノイズ(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

好きな映画でした。
早々から主人公3人(特に圭太と純)にかなり肩入れして私も"守りたい側"に。そもそも藤原竜也と松山ケンイチがタッグを組んでいる時点で移入確定なのですが…🥹🥹

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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

二重三重のトリック、驚愕のラスト──大仰なフレーズが並びましたが衝撃度は予想を下回りました。

密室・山荘・出演者構成は同じ劇団員。原作(未読)が90年代ということもあってか、どことなく金田一感の漂う
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探偵マリコの生涯で一番悲惨な日(2023年製作の映画)

1.5

面白くなかった。びっくりするくらいに面白くなかったです。再生するも30分くらいで離脱。翌日に続き観てもやっぱりしんどい。3日がかりで観終わったけど全く自分には合いませんでした。

黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

陽キャ4人+何故来た感満載なその他4人。計8人が迷い込んだ村はヤバすぎる場所だった。イキってた人も目立たなかった人もあっさりと始末され、さあこれから物語はどうなるのでしょうか、人喰い村の内情が明かされ>>続きを読む

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

※原案の『CUBE』は未見

こういう系の映画では"誰が最初にゲームオーバーになるのか"、"誰が最後まで残るのか"というのをまず考えてしまうんですが、前者はイキり気味にぺらぺら喋る岡田将生、後者は主演
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水曜日が消えた(2020年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

好きな映画でした。割と偏愛の域に入るかもしれません。笑

月火水木金土日と7人の僕(中村倫也)がいて、七日間それぞれの「曜日」にそれぞれの趣味やライフスタイルがある。一方で一人一人が生活できるのは、知
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

──私たちは愛することをさぼってしまった
──手に入らないものだからこそ愛することができる
──人は、近くにいる人を、さらに言えば自分のことを一番わかっていない

愛についての持論を言語化してくれる表
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隣人X 疑惑の彼女(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

センテンススプリングなる迷言も流出したベッキーと川谷のスキャンダルで「文春砲」が脚光を浴びたのは8年前。近年は週刊誌のスクープが当たり前のように世間一般の共通話題へと発展するようになり、特に週刊文春の>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

これぞ妻夫木聡という映画だった。重厚なヒューマンドラマに負けない名優が揃う中で、脇役と思っていたのに存在感はじんわりと増していき、気づけばやっぱり主演でしたねという感じ。
『凶悪』とよく似た後味もヌル
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

人は互助ができると教えてくれるような人間讃歌の映画だった。

原作も読了。各所でいわれている通り、脚色が成功している映画だと思った。当然小説では登場人物の感情描写があるので映画はそこがフラットに見える
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ある用務員(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

芋生悠さん出演作とのことで鑑賞。監督が『ベイビーわるきゅーれ』の阪元監督ということだけ把握して観たんですが────

面白かった!これぞ楽しい殺し屋映画!

自分の場合こういう映画は「誰が一番強いのか
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もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

あれこそが「もっと超越した所」なんだろうけど、最後のひと押しは正直好きじゃなかった。
ただ、そこに至るまでは満点。めちゃくちゃ楽しかった。(いつも引き合いに出して恐縮ですが)『恋の渦』よりもさらに無自
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違う惑星の変な恋人(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

日本代表のユニフォームを着た4人のシーンをはじめ、あらすじにはカタールW杯のくだりがあるなどサッカー要素の濃そうな作品。
Xを見てたら舞台挨拶に訪れた監督が浦和のジャージを着ていたようでびっくりした。
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朝がくるとむなしくなる(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

折れかけた心にそっと手を当てて寄り添ってくれる映画であり、いまの自分に必要な映画だった。

支えてくれる身近な人の存在により、停滞していた主人公の日常や主人公自身がまた少しずつ動き出していく。そこに至
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うしろの正面だあれ(1991年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ティッシュを何枚使っただろうか……と思うくらいに、終盤は涙が止まりませんでした。決壊。

子供たちの明るい声が響いていた町に、戦争は影を落としていきます。その"戦時"の日常へ対する侵犯は急にも見えるし
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真・鮫島事件(2020年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

今となっては懐かしい、マスク姿の人々が行き交うコロナ禍の新宿で物語はスタート。リモート飲み会も最近はあまりやってるのを聞かず、時代の史料として貴重なのではと思った。

ただ興味を持って観てたのはそこま
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シグナル100(2020年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

理不尽なルールに生死を握られる学校サバイバル。"やられ方"を視覚的に味わう作品で、栗原類(の演じる生徒)が真っ先に消えたり、ブシャー系の描写をするあたりは『神さまの言うとおり』によく似ていた。短い時間>>続きを読む

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原作漫画読んでから鑑賞。素晴らしかったです!くっそ笑った😂

主人公の岡聡実を演じた齋藤潤がとにかく最高。こうした世代では作内キャラクターよりも大人びて見える子が多い中で、彼は中3ならではのあどけなさ
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.1

作戦成功して終わりかと思いきや、その後がむしろ本番で驚いた。過去に洋画鑑賞で何度も途中挫折してきた私でも最後まで楽しめました!笑

魚の目(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

"魚の目に水見えず人の目に空見えず"
そこにあるがゆえに、目の前のものは見えない。
(映画あらすじ)

私たちはまだ、弱さを上手く愛せずにいる
(映画ポスター)

──公式側から出ている文面を確認し
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ライアー×ライアー(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミナとしての透との関係を早々に断ち切れなかった時点ではしょうもない展開の予感が漂い、実際テンプレ的恋敵の烏丸が出てきて湊にアプローチするなど予想通り。ただ、そこからの回し方が早い。あまりにも早い。『ハ>>続きを読む

罪の声(2020年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

凄かった!特に生島姉弟の存在が明るみになってからは、もう吸い込まれるように没入。物語のモデルとなったグリコ森永事件には詳しくない私でも面白かったです。再鑑賞確定。

最後までひと息つくことなく、色々な
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

昔テレビで観た時は全く意味がわからなかった。
万博も夕焼けの商店街も昭和の香りも知らないし、それを懐かしみ美化する大人はみんなノスタルジーにしがみついてるだけだと思っていた。大人から「あの時代はよかっ
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映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

主題歌の『ハルノヒ』が聴きたくて観ました。
野原ひろしが理想的な夫であるというのはよく聞く話ですが今回はみさえが主役。

一生に一度の新婚旅行を提案し、みんなのために万一の時に対応できる装備を背負い、
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夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしかったです。キラキラ映画の良いところを凝縮したような綺麗な作品。

主人公(茜)の描写が秀逸で、序盤から移入してしまった。特に無遅刻無欠席や学校活動を頑張り、クラスを束ねる優等生という部分が新
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

これまでマリオシリーズはマリオカート、ヨッシーアイランド、ドンキーコングをやった程度。「スーパーマリオブラザーズ」などのいわゆるメイン作品は未プレイということで劇場鑑賞は見送り。アマプラで観ました。>>続きを読む

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

失くしたものに会いに行く、そのためには犠牲を払わなければいけない──この種の設定は珍しくない中、この作品は世界(トンネル)の内外で時間の進む速さが違うという浦島設定が面白かった。サイドボタンを押してぱ>>続きを読む

sWinG maN スイングマン(2000年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

2000年公開の映画。ジャケットの写真にもなっている宮﨑あおいが当然ながら幼い。大阪弁陽キャの北村一輝も幼い。村上淳も若い。
また曇り空の下で映される神宮前交差点は、その3年後に私も初めて訪れることに
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

『百合の咲く場所で』とはDragon Ashの名曲ですが、この映画の『あの花』は百合のこと。一面に百合が広がる丘はまさに「咲き誇る」という表現がふさわしい絶景で、しかも実在の場所というから驚きました。>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

主人公・平山さんの整った生活、レトロ志向の時流にぴったり合致した彼のセンス、有名なクリエイターが手がけたお洒落かつ全然汚れていないトイレ、全然安くないであろう東京下町エリアの駐車場付きメゾネットアパー>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

※敬称略、原作舞台は未観劇

とにかく杉咲花が凄い。
今回の『市子』は間違いなく代表作になります。それほど杉咲花の凄みに依拠していたように感じました。

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窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

※原作未読です

個人的には涙を誘う場面がほとんどなく、目にしていた前評判とは少し違う感触の作品だった。

素敵だったのはトットちゃんの世界の見え方。真っ直ぐで優しくて、羨望さえ覚えた。自らの意思に正
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JUDGE/ジャッジ(2013年製作の映画)

1.0

デスゲーム系は当たりの振れ幅が大きいとはいえ、これはまじの地雷でした。

佐藤二朗のパートが唯一面白いけどそれを加点したとしても酷い。ガチャガチャした映し方に大した意味がないのはすぐに明らかになる上、
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正欲(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場での鑑賞・小説の読了から1ヶ月が経ちました。
正直なところ、どんなことを書いても「上から目線で偉そうに」と冷めた目で見られるような気がしてならないのですが、その無力感を踏まえた上での感想です。長い
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

4.1

2019年公開の前作から4年。今回も最高にくだらなくて面白かったです。笑

関西への馴染みが薄い私は作品内の小ネタで拾えないところも多かったはず。それでも盛大に笑わせてもらいました😂😂特に吹いたのは麗
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ほつれる(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

観ていて吐きそうになりました。大傑作です。

同じような感覚を味わったのが『猿楽町で会いましょう』(2021)という作品。あれは作内の痛さや痛みに自分も思い当たる節がありすぎて、過去を抉られ、心の奥底
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