夏の山で出逢った友達は「僕の父親との約束」を果たした
ブルーノは村でたったひとりのこども
酪農を手伝いながら出稼ぎの父を待っている
内向的なピエトロにとっては
街の生活から解放される夏が待ち遠しい
利発で明るいブルーノに対して
ピエトロの両親は学校に通うよう伝える
「ブルーノは僕の友達だ!」
複雑な想いを父に投げつけるピエトロ
結果的に二人は引き離されることになる
数年が経ちブルーノは大人に成長していた
ピエトロは学生気分のまま進路も定まらない
父親との溝も更に深まり疎遠になっていく
急逝した父親のために山に戻るピエトロ
山の民として生きているブルーノ
ここを「自然」というのは街の人間だと
谷にも川にも名前があり「自然」ではないと
成長した二人にとっての山とは?
このあとの「自然」に揺れ動かされる