今まで大橋監督の作品を数本観ていたから期待はしていました。
その期待の高さを上回る作品でした。
吹越ともみさん、田中美晴さん、髙石あかりさん演じる3姉妹、彼女達を取り巻く商店店主耕三や出会う人々の演技。
静かに流れる話しの中でも次第にざわつきを感じるストーリー。SF要素からその世界についての気になる細かい部分も、私には勝手に想像させてくれるだけで十分。
美しい風景と登場人物の心情がより迫ってくる映像と音。それらを増幅させる素晴らしい劇伴。
全てが結束した素敵な作品だと思います。
150分と聞くと長いと思うかもしれないけど全く。2回目以降の観賞でも「もう終わってしまう」と名残惜しさすら感じるくらい。
いつかBDやDVD、配信もあるかもだけど、出来たら少しでも大きいスクリーンの映画館で観ないと、その良さは減ってしまうかも。特にあのラストシーンの長回しは、しっかり観て感じて欲しいです。
大阪10月29日〜、その後も宮崎名古屋と上映決まっているようです。
いつか東京での再上映も期待したいです。
オススメの作品!