ウォンカーウァイ的情緒満載の映画だった。
失ってしまった愛に対する執着よ…
わたしなんでこういうアジア的メランコリック&キザが大好きなんだろう。
要所要所に感じる香港映画のオマージュ?もひたすらエモい!
しかし通常のウォンカーウァイ作品よりストーリーがしっかり練られていて、そこがバズ・プーンピリヤ監督の成せる技なんでしょうか。
ロマンチックでとっても良い映画です。
全体に情けないトーンだけどそこが良い。
何度でも観たくなる。
きっと弱くて矛盾だらけのダメな自分も許してくれそうな、人間に寄り添う優しい目線を感じるからかもしれない。
主演の男子ふたり、トー・タナポップとアイス・ナッタラットが良かった。
タイのエンタメっていますごくきてる感あるけど、そういう未知の伸びゆく才能やキラキラしたセンスに溢れている作品でした。