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ミセス・ハリス、パリへ行くのmmmのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

120
ハッピーの花束みたいな映画!

ミセスハリスは、他人のためのフェアリーゴットマザーじゃなくて
パリでスーパーフェアリーゴットマザー&〝自分が輝く〟方法を見つけたシンデレラになって帰ってくる。

いいことと悪いことがジェットコースターのように起こって(よくある表現だけど、他の比じゃない。ほんとにめちゃくちゃ起こる笑)
いい人も嫌な人もきちんと出てくるし
ミセスハリスも少女のような失敗をしたりする
あの人生の起伏はやっぱり一歩踏み出したから、夢を追いかけていたからなんだよな
伯爵が「花束は青春を思い出させる」と話していたけど、ミセスハリスの花束のような青春はまさにパリにあった
青春は、年齢が若いという意味ではなく、夢へ向かうエネルギーのある時間という意味なんだなと


ハリスさんの人柄のよさで全てがラッキーになるけど、それは都合がよすぎじゃない!?ってところもある。笑
みんなフランス人なのにあんなに初っ端から素敵な人ね!ってなったり英語喋ってくれたりするのかなとか(偏見失礼)
(でもお針子さんがDiorのドレスを買うなんてあり得ない時代であり、イギリスは階級社会でフランスは市民が王、戦後の国の雰囲気など前提として頭に入れておく知識が必要だったなと思う)
でもそれでも、ドレスが燃えちゃった時は「え、そういう展開?まじ?」って思ったし
ハリスさんに心動かされたみんなが恩返しの心を込めてハリスさんのためのドレスを箱に詰めてるの見て
「これが”オートクチュール”なんだ」と胸がいっぱいになった
職人の技術と、気持ちがこもってる
ハイブランドをマウントの道具にしたり若い子の気を引く道具にしたり大量消費しているこの時代にもう一度皆見直すべきと思う。
Diorは夢、ただのモノじゃない


Diorのドレスは全部可愛かった!
あとモデルの子がオードリーヘプバーン すぎて。
でも映画全体かわいい!死ぬほどオシャレ!とならなかったんだよな
一番キュンとしたのは川辺の花屋さん
海外から見た憧れのパリ、という感じ

透明人間、という表現にしっくりこなかった
だから支配人を味方にしたシーンがどうも呆気なさすぎてモヤモヤ
元の単語何言ってるか聞き取れず。
訳の問題なのかな
フェアリーゴットマザーとか引き立て役とかのほうがしっくりきた気がする?
でもそれじゃあ支配人を説得できない…(あなたは引き立て役よ!って言われてそうだねとはならないはず)
シンデレラ!とかマイフェアリーゴットマザーだよって言われてるのとか大事だなって思ったんだけど、頑なに日本語字幕に出てこないのは著作権の問題?笑
まあ、誰もが人生の主人公!ということだよね!
mmm

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