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ミセス・ハリス、パリへ行くのcanicamaのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

かわいいお話だった

ヒューマンドラマと思って観始めたけれど途中あまりにも都合良く話が進み過ぎてファンタジーだったのかな?と思うところあり
起こる出来事はいいとして、パリでのミセスハリスへの他の人の態度が、特定の人以外は最初から好意的で全面的に受け入れ過ぎのような…それも食い気味で
特にそんなきっかけもなかったよな???と不思議だった

ミセスハリスがディオールのドレスにすごく憧れて、着て行くような所があるの?と言われても、おそらくそれがないとしても、欲しいと思う気持ちはよくわかるしそれは人生にとても大切なものだと思う
ドレスを手にしてからあの女の子に貸すまでの間、どこかへ着て行く機会はなくても、それが手元にあるだけでとても幸せな時間だったと思う
あの女の子が泣きながら駆け込んで来た時、『貸すな〜貸すなよ〜絶対に貸すな〜』と念じてしまった
絶対にロクなことにはならないと思ったけど、あの後まさか橋の上から投げ捨てるとは…
えー!?と思ったけど手元にあるのも辛いか…
不幸な結末で終わるとは思ってはいなかったけど、結果的に一番欲しかったあのドレスがやって来るとは思ってもみなかった、けど本当に良かった

人に優しいのは素晴らしいことだけど、まず先に自分に優しくしてあげて欲しいよね…最後の方ではそうなりつつあったのでそこも良かった
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