数年前の作品だと思ってたスカイハイが、もう20年近く前だということに軽く絶望しながら鑑賞。
スピンオフと言えばスピンオフだけれど、間違いなくこれはスカイハイだった。
北村龍平らしいアクションは捨てて、完全にヒューマンドラマに寄せた一作。
生きて、死ぬ──このテーマは不変だと思う。
だからこそ胸に刺さるし、自然と涙が溢れてくる。
ドラマ的な演技とか、しょぼいCGとか、心情変化が早すぎて「ん?」となるところとか、引っかかる点がないわけじゃない。
でも、そのお陰でテンポがよくて見やすくもなっている気がした。
ただ、カメオ出演だけはちょっと受け入れがたかったかなぁ。
高橋ジョージとか一般人役無理なんよ。
高橋ジョージにしか見えんのよ。
そのせいでただでさえドラマ的だった世界が、より作り物に感じてしまった。
ああいうのはなくして欲しい。
とは言え、昔好きだった高橋ツトムと北村龍平の世界を久しぶりに観ることができた事には、本当に満足できました。
柴咲コウのイズコもなかなか良かった。
釈由美子よりはまってた気がする。
エッチなシーンはあり。
いかにも映画的な生温い感じ。
でも、こういう映画にはそれがあっている。
2022年181本目
2022年劇場18本目