韓国ならではのバイオレンス作品ですが、比重は娘への愛に傾いているために何となく中途半端な印象…。
結局、子どもの親を殺す事に何の躊躇もない人間達が急に我が子だけは大事と言ってもねぇ…。
そこの部分を度外視してもいいような熱いドラマがあればいいんですが、本作は話が薄っぺらいです…。
後に敵同士になる2人の仁義上の兄弟だった頃のエピソードは足りないし、主人公は子どもに散々会うなと言われていてもこらえられないし…
そういう部分が薄いために何か感情が乗りません…。
アクションは韓国バイオレンス映画らしいドスを片手に正に切れ味鋭いアクションを見せてくれます。
強いバイオレンスの部分と親子愛の部分がどうしても噛み合わずですが、ドス捌きを見てるだけでもまあ楽しくはありました。