なんでだろう。
なぜかちょっと泣けてしまう。
前作との作風の変更点として、
POV方式による映像が最小限に抑えられている。
フェイクドキュメンタリーを模っているものの、
特に新人メインのシークエンスは殆ど
ブレのない映像。
手ブレ酔いが激しい私にとっては
今回の変更は大きかった。
”国岡”特有のぬるっとした発言が
緊張感を与えないゆるふわ殺し屋ストーリーを
着実に積み上げている。
前作、今作を経て
フォーマットはほぼ完成形にたどり着いたように思え
固定ファンによる熱視線が今後も注がれ続けていくだろう。
アイドル映画ではあるものの、
国岡及びアクションとの相性は意外なほどに良く、
終盤に訪れる窮地に追いやられた際のぶっ放しなど、
分かりきっている展開に思わず涙腺が刺激される。