あまりにも、悲しすぎるし酷すぎる話で主人公の片山優（横浜流星さん）の信じられない村での生活、目を背けたくなるほどのものです。本当に横浜流星さんの迫真の演技は見応えがありました。彼、片山優は今までどんな仕打ちにも耐え抜いてきたことがよくわかるのです。
自分が我慢すればいいと必死に思って生きてきたのがすごく伝わってきました。
そんな時、幼なじみの中井美咲（黒木華さん）が村に帰ってきてから彼に一筋の光が差し込みはじめるのですが…。
このお話はフィクションですが、今の日本の小さな村では過疎化が進んで人が居なくなったところがたくさんありますし、なんだか実際に似たようなことがあるのではと観ていて思ってしまうのです。今の日本の縮図みたいにも感じられました。なんだかとてもやりきれなく切ない気分になる映画でした。
