たむ

ヴィレッジのたむのレビュー・感想・評価

ヴィレッジ(2023年製作の映画)
2.3
一体何なのかよくわからない怪作です。
全ての映画が、わかりやすく作られる必要はないのですが、ある村を日本の縮図として描いたのだろう、という事はわかります…。
120分という上映時間を使って、観客に何を伝えたいのかが、ボヤッとしています。
日本の土着性や古い悪しき伝統が残る村を描くことによって、何を感じられるか。
『新聞記者』もまさにそうでしたが、丸投げ感は残ります。
考えるための物語、キャラクターは用意した、それで観客に考えてほしい。
それはわかります。
でも問う側も何をどう思っているかを映画に込めてほしい、そこに作手と観客にコミュニケーションが生まれると思います。
あと構成的にも一か所残念な点があり…。
今村昌平監督は凄かったんだな、ということがわかりますね…。
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