このレビューはネタバレを含みます
ずーーっと楽しみにしてた!!!!
藤井監督、最近はインフォーマを見て記憶に新しい。
田島亮 淵上泰史 一ノ瀬ワタルのキャスティングも最高。
藤井監督は一ノ瀬さんの扱いが上手いのか。ああいう気持ち悪いような恐ろしいような役がすごい活かされてた。
息が詰まるような、常に監視されているような田舎特有の雰囲気が映像音演技全てから伝わってきて、観てるこっちも体が重くなる。
能のシーンは予告から感じたけど不気味だし、音楽や映像が短く切り替わる演出も焦る心情が現れていてすごく良かった。
途中から、なんだか感覚がへんになってきて、揉み消しちゃえとか殺しちゃえって気持ちになる感じ。そのくらいあの村だけ独立した存在のように感じる。
美咲ちゃんはどうなるかなあ。晴れて卒業だと喜んでいた彼はどうなるかなあ。みんなどうなるかなあ。
みさきちゃんの弟は、抜け出せたような気もするけれど、戻ってきてしまうのかな、
優も、別の選択肢はなかったのかなあと思うけど、無かったよなあ。とぐるぐる終わりのないことを考えてしまう。
彼のお父さんへの感情も、冒頭とラストじゃ違うと思うし、ラストの優の顔は何を想った顔なのかな
優も美咲も金髪の彼も、みんなそれぞれ一筋の光を見つけたようなシーンの後叩きつけられる。幸せそうなシーンが来る度、ここで終われ!!と願ってしまうくらい先が暗いのが想像できて、ストーリーの起承転結も楽しめた。最高でした、、、