石口

東京の宿の石口のレビュー・感想・評価

東京の宿(1935年製作の映画)
4.0
岡田嘉子が美しく悲しい。坂本武がああいう行動をするのも納得できる彼女の存在感が物語を支える。終盤の突然インサートされる花火や、坂本と飯田蝶子の緊張感溢れる切り返しショット。簡潔な描き方でも心揺さぶるものがあるのはさすが小津と言うべきだろう。
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