”撮りますよ”
内山拓也監督の短編。
高台のこじんまりとした家に住む写真好きの夫と絵を描くのが好きなの妻とその子供の話。
住宅ブランドとのコラボでもあって、家が主役でもあるって感じ。
小さい時に読んだ「ちいさいおうち」って絵本思い出した。
夫婦がずっと子供の姿なのはファンタジーであると同時に、2人がお互い出会ったときの姿で見てるからって解釈したけどどうでしょう。
ずっと子供のままの夫婦とカラフルな家。
画面が不思議でチャーミングで可愛らしい。
でもウェス・アンダーソンみたいな画作りと、一瞬だけどポールトーマスアンダーソンみたいな長回しが。
邦画でこれらを引用する可愛げのなさがまた面白い。
何度も出るカメラを構えるカットと、正方形の窓越しに家の中が写るカットが印象的。
カメラのファインダー越しの世界のように、窓越しの世界もまた切り取られた世界。
風景を切り取るのが絵なら、写真で切り取るのは時間だと思う。
その両方も、基本過去を切り取るしかない。
未来を写したスケッチや写真はありえない。
全ては過去。
積み上がるとそれは層になる。
人が住む家と同様、不動の思い出になる。
可愛すぎるな
世界観が
こういうのも撮れんのか
すげーよ
幅が
結婚式好き
衣装が良い
日本の風景も凝りに凝ればウェスアンダーソンみたいになれるんじゃ
でもウェスアンダーソンは越えられないか
強いなウェス
「ちいさいおうち」もっかい読みたいな
かなり好きな絵本だった