丈

ウエスト・サイド物語の丈のレビュー・感想・評価

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)
5.0
現代版ロミオとジュリエット。←これを念頭において観るのが結構大事です。
始まりのバスケットコートから胸がわくわくするような展開。高校生の頃、ジョージ・チャキリスの実に品を感じさせられるしなやかな動きを初めて見た時、心から感動しました。
スピルバーグがリメイクするようですが、個人的にはこの世界観を大切に心に残しておきたいので、あまり観たくありません。
ここのレビューでも古くさい、ダサいとかいう文字を目にすると残念に思います。
昔のパソコンに対して古くさいダサいと言いますか?ファミコンに対して機能が足りない、操作性が低いって言いますか?まず言いませんよね。
「それがあったからこそ今のがある!」
この作品ももはやその領域。
余計なCGや効果音で、キラキラな派手さを演出したミュージカル映画にはない真の芸術性がここにあります。
ラスト、マリアのペンダントの位置には注目…。
丈