絵柄の怖さで敬遠していたが、いざ観てみると人類の歴史を変えた男の一代記ということもできる良質なストーリーだった。
人間の扱いを現実世界の動物に当てはめると何か思うところもある物語だったが、基本的には後味はいい作品だった。ラストのまとめ方も秀逸。
絵柄で損をしてる（観客を逃している）とも思うがあの絵柄だからこそ気持ち悪いくらいの塩梅で人間と違う生物を表現できていたし、作中の人類と同じ様に彼等の生態や技術、この星の生き物たちに疑問をもつ体験ができた。あの見た目に感じる本能的な恐怖が映画により没入させてくれた。
海外アニメ作品を他にも見てみたい、と思わせてくれる作品だった。
