ノットステア

ファンタスティック・プラネットのノットステアのレビュー・感想・評価

3.8
○アマプラ紹介文
全身真っ青の皮膚で、目だけが赤い巨大なドラーク族が支配している惑星では、人間は虫けら同然に扱われていた。孤児となった人間の赤ん坊が、ドラーグ族の知事の娘ディーヴァのペットとして育てられることに。テールと名付けられた赤ん坊は成長し、ディーヴァが勉強に使っている学習用具をこっそり使い、この惑星についての知識を深めていった。彼はディーヴァの隙を狙っては、ひっそりと暮らす人間たちに様々な知識を共有させる。
※原文ママ。ドラークなのかドラーグなのか、、、



○『ファンタスティック·プラネット』公式サイト
舞台は地球ではないどこかの惑星。真っ青な肌に赤い目をした巨人ドラーグ族と、彼らに虫けらのように虐げられる人類オム族の、種の存続をかけた決死の闘いを描く――。
フレンチSFのパイオニアであるステファン・ウルの原作「Oms en Série」をもとに、ブラックユーモア溢れる幻想的な画風のアーティスト ローラン・トポールが4年の歳月をかけて原画デッサンを描き、<切り絵アニメーション>という手法で鬼才ルネ・ ラルーが1973年に映画化。そのあまりに独創的でファンタジックな世界観で瞬く間に批評家・観客たちを魅了し、アニメーション作品として史上初めて第26回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。
日本でも1985年の劇場初公開以来カルト的な人気を誇り、2020年12月に東京・渋谷で行われた1 週間限定上映でも満席回が続出。作品誕生からまもなく半世紀を迎える今なお、新たなファンを獲得し続けている。
https://www.zaziefilms.com/fantastic/



○感想
ローラン·トポール&ルネ·ラルー監督作品2つ目。

独特な世界観。なぜか中盤で光ってる人たち。オーラ?気持ち悪い動物。。。

カルト的な人気を誇るような作品ねぇ。。。
わかるような気もするし、、、
独特で変なだけでは?という気もするし、、、

ラスト意外だった。

以下、ネタバレあり















オム族を殲滅しようとしていたドラーグ族。自分たちが逆に殲滅されそうになると和平を求めた。オム族のひとたちはよく許してやったなぁと思う。
和平を結んだふりしてロケット壊されたらまた殲滅しようとしてくるとか思わないの???
結果的にはハッピーエンドだったけど。
オム族が住むことになった人工衛星を地球と名づけるなんてね。地球は惑星だってぇの。
ドラーグ族がオム族を虫けらのように遊び殺す。逃げようとしている先に物を置いて通れないようにしたり、指で弾いたり。最初は弱く弾いてたまに強く弾く。持ち上げて落としてあら動かなくなっちゃった。。。
大人になってからは虫でそんなことして遊ばなくなったけど、子どもの頃は暇つぶしでやったこととか、いや、幼稚園保育園の頃からよくわからないままに虫で遊んだことある。虫が触れないくらい嫌いでない限り、多くの人がやったことあると思う。。。うーーこわっ。



○あらすじ
大きな人類・ドラーグ族と小さな人類・オム族が生きる惑星。
ドラーグ族はオム族を虫けらを殲滅しようとしたりペットとして飼おうとしたり。虫けらみたいに遊び殺したり。喧嘩させたり。
オム族の母子がドラーグ族の子どもたちのイタズラの対象になる。母の死。残された幼児は、通りがかったドラーグ族の少女ティバに拾われる。ティバは幼児をテールと名づける。
ドラーグ族はヘッドフォンみたいな道具で情報を脳に直接送ることで学習する。ティバは手の上にテールを乗せて学習。その結果、テールは知識を得ていく。

ドラーグ族の1週間はオム族の1年間。
ドラーグ族のなかには、オム族の知性に脅威を感じる者もいる。オム族を絶滅させたい強硬派とオム族と共存したい穏健派がある。
近くに惑星があるらしい。
ドラーグ族の大人たちは「瞑想」をする。

テールは、ヘッドフォンみたいな道具を持ってこっそり逃げる。

テールはオム族の女性と出会う。彼女たちの集落に行く。
ドラーグ族の知識を持つテールを仲間として受け入れる派と売れ入れない派。テールは決闘させられる。一対一で互いに肉食獣を腹にくくりつけて戦う。テールの勝ち。

ドラーグ族によるオム族絶滅計画。毒ガス。
大量に殺される。
テールたちはドラーグ族を一人殺害し、逃げる。

テールたちはドラーグ族がロケットを捨てている「墓場」に、住む。
オム族にとって15年経過。

オム族はロケットの開発。
オム族がドラーグ族に見つかる。
襲撃を受ける。

オム族は2つのロケットで脱出。近くの惑星に到達。
男女一対の首のなし巨大人間像がたくさんある。
瞑想したドラーグ族の「意識」が頭部にくっつく。
男女の巨大な像は踊る。

ロケットからビーム。像を破壊。
もとの惑星にいるドラーグ族の本体が死ぬ。

ドラーグ族は和平を結びたいと言う。
終戦。
オム族はドラーグ族が用意した新しい人工衛星に移住。その星を「テール(La Terre 地球)」と呼ぶ。