ぺた

ファンタスティック・プラネットのぺたのレビュー・感想・評価

3.6
朝イチに見る映画ではなかったとプチ後悔した。慣れるまでの拒絶感が新鮮だった。
冒頭青い巨大な手がでてくる時に感じたあの気持ち悪さが、種や見た目生態が違うだけでドラーグ族と人間はそう変わりないと気づいてからだいぶフラットに感じられた。そして癖になる。多分話し始めたあたりからそう思いはじめていた気がする。見続けていくとなんか人の顔が1番気持ち悪く感じたんだよな。なんでだろ。
つくづく気持ち悪さや恐怖は未知や理解の及ばないものに対して発生するものなんだと思う。
まだドラーグ族の全貌を拝む前、バリケードを作って人間を囲っていたシーンを見ながらこれ私が小さい時に蟻にやってたやつだ、と思ったら手の正体はイタズラっ子の子供だった。ざわっとした。やってることなにも変わらない。
レビュー打ちながらふと顔を上げると人間が電車の中でひしめいてる。我先に降りようとしてうごめいてる。気持ち悪いなと思った。


どこまでいっても雌雄があってつがいとして種の繁栄に繋げていくんだな。星が違えば違うのかもと期待しては裏切られる。
ぺた

ぺた